鳥取地方気象台

鳥取地方気象台は、鳥取県鳥取市に所在する地方気象台です。大阪管区気象台の管轄下にあり、鳥取県における気象・地震観測、予報業務、防災情報の発表を担っています。

所在地

〒680-0842
鳥取県鳥取市吉方109番地 (鳥取第3地方合同庁舎3階)

沿革

鳥取地方気象台は、1942年（昭和17年）3月30日に鳥取測候所として、現在の鳥取市湖山町に設置されたのが始まりです。翌年の1943年（昭和18年）1月1日には気象観測を開始しました。同年9月10日には鳥取地震が発生し、庁舎などに被害を受けました。1944年（昭和19年）6月30日には地震計による地震観測を開始、1945年（昭和20年）8月22日には天気予報の発表を開始しました。

1957年（昭和32年）9月1日には鳥取地方気象台に昇格し、1977年（昭和52年）11月1日には現在の鳥取市吉方（第3合同庁舎）に移転し、業務を開始しました。2003年（平成15年）3月12日には鳥取市にウィンドプロファイラが設置され、より詳細な気象観測が可能となっています。

天気予報区分

鳥取地方気象台では、鳥取県内を以下の区分に分けて天気予報を発表しています。

鳥取県東部
鳥取: 鳥取市（八頭地区の区域を除く）および岩美郡岩美町
八頭: 鳥取市（河原町・用瀬町・佐治町）、八頭郡（若桜町・智頭町・八頭町）
鳥取県中・西部
倉吉: 倉吉市、東伯郡（三朝町・湯梨浜町・琴浦町・北栄町）
米子: 米子市、境港市、西伯郡（日吉津村・大山町・南部町・伯耆町）
日野: 日野郡（日南町・日野町・江府町）

主な業務

気象観測: 地上気象観測、高層気象観測、ウィンドプロファイラによる観測など
地震観測: 地震計による地震観測
予報業務: 天気予報、気象警報・注意報、地震情報などの発表
防災情報の発表: 気象に関する防災情報の発表
広報: 気象知識の普及、啓発活動

関連項目

気象台

外部リンク

鳥取地方気象台 公式サイト



鳥取地方気象台は、鳥取県の気象、地震、防災に関する重要な情報を提供しており、県民の安全な生活を支える上で欠かせない存在です。近年では、地球温暖化による気象災害の激甚化が懸念される中、気象台の役割はますます重要となっています。

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