鳴谷停留場

鳴谷停留場について

鳴谷停留場（なるたにていりゅうじょう）は、高知県吾川郡いの町の駅前町に位置するとさでん交通の伊野線の路面電車停留場です。1910年代に開業した歴史ある停留場であり、地域の交通の要所として利用されています。

歴史

始まりは1907年（明治40年）で、この年に伊野線の枝川停留場と伊野停留場をつなぐ区間が開通した際に「成谷」という名前で開業しました。停留場名が「鳴谷」に変更されたのは、1955年（昭和30年）からです。長い間地域に根付いているこの停留場は、その名称の変更も地域の発展と共に歩んできた証といえるでしょう。

停留場の年表は以下の通りです：

• - 1907年11月7日：成谷停留場として開業。
• - 1955年6月11日：鳴谷停留場に改称。
• - 2007年11月9日：伊野方面にもホームが設置されました。
• - 2014年10月1日：土佐電気鉄道が他の交通会社と経営統合しとさでん交通が発足し、この時点でとさでん交通の一部となりました。

停留場構造

鳴谷停留場は、2面のホームがあり、相対式ホームの形で配置されています。この設計により、東西方向に延びる単線の軌道の北側には、はりまや橋方面行きのホームが、南側には伊野方面行きのホームがあります。特に、はりまや橋方面行きのホームには屋根が設置されており、雨の日でも快適にご利用いただけます。

以前は、これらの乗り場は交差点を挟んで斜向かいに位置しており、伊野方面行きの乗り場は路上の安全地帯が示されるのみでしたが、2007年のホーム設置により大幅な利便性の向上が図られました。

停留場周辺の環境

鳴谷停留場の南側には国道194号が並行して通っていますが、隣の伊野駅前停留場の手前で道路が分かれていきます。そして、北側には歩道が整備され、沿道にある建物との間にはスペースが確保されています。さらに、停留場と同じ位置には「東駅前町」バス停留所もあるため、交通のアクセスが非常に良好です。

主な近隣施設

周囲には、地域の健康管理を行っている仁淀病院や、すこやかセンター伊野といった重要な施設が存在します。これにより、鳴谷停留場はただの交通の拠点にとどまらず、地域住民の日常生活にも深く関わっています。

隣接する停留場

とさでん交通伊野線の北山停留場と伊野駅前停留場が近隣に位置しており、交通の利便性を高めています。

このように、鳴谷停留場は高知県における重要な交通拠点であり、地域の歴史を映し出す場所でもあります。日々の交通に加え、地域の発展に寄与しているこの停留場は、今後も多くの人々に利用されることでしょう。

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