鷲見病院

鷲見病院の概要

岐阜県郡上市にある鷲見病院（Sumi Hospital）は、社会医療法人白鳳会により運営されており、地域医療の中心的な役割を果たしています。1953年に19床の「鷲見医院」としてスタートし、現在では149床（一般101床、療養48床）を有する総合病院として成長しました。特に郡上市北部における医療の中核を担い、地域住民に高品質な医療サービスを提供しています。

診療体制と設備

鷲見病院は、内科や外科、整形外科、眼科など13の診療科を持ち、様々なニーズに応じた医療を行っています。また、同院は日本医療機能評価機構に認定されており、臨床研修協力病院としても機能しています。この他にも救急指定病院として、迅速かつ適切な対応が求められる場面にも準備が整っています。

特に、旧白鳥町周辺には多くのスキー場があり、毎年2,000名以上のスキーやスノーボードの外傷患者を受け入れています。これにより、緊急手術を行う救急医療の中核的役割を果たしています。以前の院長はスポーツリハビリテーションのスペシャリストとしても知られ、国際大会における日本代表のスポーツドクターとしても貢献しています。

先進的な医療機器と施設

病院内にはMRIやマンモグラフィなどの高度な医療機器が揃い、最新の技術を駆使して患者に質の高い検査と治療を提供しています。また、駐車場には地域密着型の十六銀行のATMも設置されており、利便性の向上も図っています。

さらに、郡上市内で初めて設立された「郡上健診センター」を併設し、定期健診や予防医療にも力を入れています。加えて、介護老人保健施設「ケアポート白鳳」も併設されており、地域における福祉や介護の需要にも応えています。

地域連携やサービス

鷲見病院は地域医療における連携を重視しており、地域医療連携室を設置するなど、病院間や診療所との連携に積極的です。また、入院時には歯ブラシや洗面用具などの基本的な入院セットを無料で提供し、患者の快適な入院生活を助けています。

歴史と沿革

この病院の歴史は1953年にさかのぼり、当初は「鷲見医院」として始まりました。1964年には現在の住所に移転し、更に1972年に医療法人白鳳会が設立されました。その後、1981年には現在の建物が新築・移転し、1982年には二次救急病院に指定されました。1993年以降も特定医療法人などの指定を受け、2014年には社会医療法人として新たな一歩を踏み出しています。

アクセス

鷲見病院へのアクセスは公共交通機関が便利で、長良川鉄道越美南線の美濃白鳥駅から徒歩約15分です。また岐阜バスの路線も利用でき、「郡上北消防署前」バス停からすぐの位置にあります。車の場合は、東海北陸自動車道の白鳥ICから国道156号を約500メートル北へ進むと到着します。

このように、鷲見病院は地域に根ざした医療機関として、多様なサービスを提供し、地域住民の健康を守る重要な拠点となっています。

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