鷹廈線

鷹廈線（ようかせん）

鷹廈線は、江西省鷹潭市から福建省廈門市（アモイ）を結ぶ中国国鉄の鉄道路線です。中国東南地域における重要な鉄道幹線であり、全長705km（漳州支線11kmを含む）で、全線が電化単線となっています。

概要

鷹廈線は南昌鉄路局の管轄下にあり、鷹潭駅で滬昆線（浙贛線）に接続しています。また、南平市の来舟駅から福州へ向かう支線（来福線）を有しています。1957年の開通以来、長らく福建省と外部を結ぶ唯一の鉄道であり、漳廈線の廃止後は福建省内の二つの鉄道路線のうちの一つとして機能してきました。

この路線は山岳地帯を通過するため、頻繁に雨が降る地域では土砂災害による不通事故が度々発生しています。

歴史

建設過程

1953年1月、鉄道部中南設計分局が鷹廈線の設計を完了し、翌1954年に鉄道兵と地元の労働者によって建設が開始されました。1957年に全線が開通し（一説には竣工日は1956年12月9日）、173の橋梁、1775のカルバート、88のトンネルが建設されました。トンネルの総延長は63,534mに達し、最長のトンネルは大禾山隧道（1460.3m）です。

電化工事

1986年8月26日に電化工事が開始され、永安～漳平、来舟～永安、鷹潭～来舟、漳平～廈門の4区間に分けて行われました。1993年12月26日、7年4ヶ月の歳月と5億元を超える総費用を費やして全線の電化が完了しました。

経由する主な地域

江西省：鷹潭市、資渓県
福建省：光沢県、邵武市、順昌県、沙県、三明市、永安市、漳平市、華安県、長泰県、漳州市、廈門市

駅一覧

鷹潭 - 鷹潭南 - 余家 - 肖家 - 上清 - 圳上 - 富庶嶺 - 饒橋 - 高阜 - 資渓 - 鉄関村 - 圓岱 - 華橋 - 大源村 - 光沢 - 和順 - 莫口 - 薬村 - 邵武 - 曬口 - 呉家塘 - 官墩 - 拿口 - 衛閩 - 富文 - 埔上 - 順昌 - 洋口 - 建西 - 峽陽 - 照口 - 来舟 - 外洋 - 青州 - 万能 - 沙県 - 三明東 - 三明 - 荊西 - 貢川 - 益口 - 永安 - 永漿 - 桂口 - 西洋 - 嶺頭 - 城口 - 麦園 - 銭坂 - 卓宅 - 漳平 - 易坑 - 梅水坑 - 西陂 - 華安 - 金山橋 - 渓南坂 - 利水 - 石覃口 - 長泰 - 漳州東 - 龍海 - 角美 - 東孚 - 前場 - 杏林 - 集美 - 廈門高崎 - 廈門

漳州支線：漳州東 - 漳州

接続路線

鷹潭駅：滬昆線（浙贛線）、皖贛線
外洋駅：外福線
益口駅：永加線
漳平駅：漳竜坎線
梅水坑駅：漳泉肖線
* 漳州東駅：漳州支線

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