鹿児島みらい農業協同組合

鹿児島みらい農業協同組合（JA鹿児島みらい）

鹿児島みらい農業協同組合（JA鹿児島みらい）は、鹿児島県鹿児島市堀江町に本店、小川町に本部を置く農業協同組合です。愛称は「JA鹿児島みらい」として親しまれています。

概要

JA鹿児島みらいは、2018年3月1日に、かごしま中央農業協同組合、グリーン鹿児島農業協同組合、東部農業協同組合の3つの農協が合併して誕生しました。この合併は、それぞれの農協が持つ強みを結集し、より強固な経営基盤を確立することを目的としています。

所管地域は鹿児島市（松元・郡山・喜入地区を除く）および鹿児島郡三島村・十島村です。県庁所在地である鹿児島市の大部分をカバーし、信用事業・共済事業に強みを持つ都市型農協としての特徴を持っています。組合員数は県内の農協の中で最も多く、地域農業を支える重要な役割を担っています。合併にあたっては新設合併方式が採用され、合併前の3農協は解散しました。

主たる事務所は旧グリーン鹿児島農協の本部（鹿児島市小川町）に置かれ、営業上の本店は旧かごしま中央農協の本店（鹿児島市堀江町）が引き継がれました。初代代表理事組合長には、旧グリーン鹿児島農協の代表理事組合長であった村山眞一郎氏が就任し、金融機関コードは旧かごしま中央（9229）がそのまま使用されています。

管内の農業は、消費地が近いという都市型農業のメリットを活かし、ビニールハウスなどの園芸施設を利用したコマツナやチンゲンサイなどの軟弱野菜の栽培が盛んです。また、直売所への出荷を目的とした多様な作物の栽培も行われています。桜島地域では、桜島小みかんや桜島大根など、地域特性を活かした農産物の生産が盛んであるほか、肉用牛を中心とした畜産も重要な産業となっています。

沿革

2003年（平成15年）4月 - 当時のグリーン鹿児島、かごしま、鹿児島中央、東部、谷山の全5農協による「鹿児島地区JA合併推進協議会」が発足。
2005年（平成17年）11月 - グリーン鹿児島と谷山が合併に調印。翌年3月に谷山を統合して新生グリーン鹿児島農協が発足。
2009年（平成21年）3月 - かごしま農協と鹿児島中央農協が合併し、新生かごしま中央農協が発足。
2016年（平成28年）- グリーン鹿児島、かごしま中央、東部の3農協が合併に向けた協議を開始。
2017年（平成29年）
7月 - 3農協の合併後の新名称を公募。
10月 - 合併に向け協議していた3農協がそれぞれ臨時の総会や総代会を開き、翌年3月の合併を正式に決議。
2018年（平成30年）3月 - 3農協が新設合併して鹿児島みらい農協が発足。

特産品

桜島大根
軟弱野菜（コマツナ、チンゲンサイ等）
桜島小みかん
白ネギ
ビワ
ゴーヤー

その他

名産の桜島小みかんの果汁を使用した桜島小みかんサイダー「桜の雫」は、2015年の日本農業新聞「一村逸品」で金賞を受賞しています（当時はグリーン鹿児島農協）。このほか、寶酒造とのタイアップによる「寶CRAFT＜桜島小みかん＞」など、管内農産物を活用した農業の6次産業化にも積極的に取り組んでいます。

直売所・関連施設

農産物直売所ごしょらん - 鹿児島市吉野町3224-1
アグリタウン小山田 - 鹿児島県鹿児島市小山田7705-1。活動火山周辺地域防災営農対策事業、基盤整備促進事業、経営構造対策事業を軸とした栽培、集出荷、経営支援拠点

関連項目

日本の農業協同組合一覧

外部リンク

JA鹿児島みらい

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