鹿児島大学ラグビー部

鹿児島大学ラグビー部

鹿児島大学ラグビー部（かごしまだいがくラグビーぶ）は、「鹿大（かだい）」の略称で親しまれる、鹿児島大学のスポーツチームです。九州学生ラグビーフットボールリーグに所属し、鹿児島県鹿児島市郡元に活動拠点を置いています。創部は1950年と長い歴史を持ち、数々の優れた選手を輩出してきました。

輝かしい実績：全国地区対抗大学ラグビーフットボール大会

鹿大ラグビー部の歴史において特筆すべきは、全国地区対抗大学ラグビーフットボール大会での功績です。この大会にはこれまでに13回出場しており、うち2度にわたり全国の頂点に立っています。初優勝は1964年度、そして2度目の優勝は1967年度と、1960年代に黄金期を築きました。地方大学が全国大会で優勝を飾ることは容易ではなく、これはチームの弛まぬ努力と高い実力を物語るものです。九州学生ラグビーフットボールリーグにおいても常に上位争いに加わり、その存在感を示しています。

チームを支える人々：現在のリーダーとOBたち

チームは学生主体で運営されており、インプット時点のチームを率いるのは、主将の服部祐政選手（スタンドオフ、宮崎県立延岡星雲高等学校出身）です。副将としては、成富地洋選手（ロック／ナンバーエイト、福岡県立久留米高等学校出身）と苑田海斗選手（センター、長崎県立長崎北陽台高等学校出身）がチームを支えています。彼らを中心に、チームは日々の練習に励んでいます。

また、鹿大ラグビー部は多くの才能あるOBを輩出しています。ラグビーの普及・発展に貢献する人物として、日本ラグビー協会A級公認レフリーを務める蒲牟田卓氏（ウィング／フルバック、鹿児島玉龍高校出身）や辻原潤一郎氏（スタンドオフ、鹿屋高校出身）が挙げられます。さらに、トップレベルの舞台で活躍した選手もおり、宗像サニックスブルースに在籍経験を持つ下山翔平氏（フランカー、長崎北高校出身）や、東芝ブレイブルーパスでプレーした中尾隼太氏（スタンドオフ、長崎北陽台高等学校出身）などがいます。これらのOBたちの活躍は、現役選手たちにとって大きな刺激となり、チームの伝統を後世に繋いでいます。

活動拠点と関連組織

鹿大ラグビー部は、鹿児島大学の郡元キャンパス近郊、鹿児島県鹿児島市郡元1-22-24を主な活動拠点としています。日々の練習はこのグラウンドで行われ、チーム強化の基盤となっています。所属する九州学生ラグビーフットボールリーグは、西日本地区における大学ラグビーの重要なリーグの一つです。また、全国大学ラグビーフットボール選手権大会への出場を目指し、日々切磋琢磨しています。日本の大学ラグビー界において、国立大学チームとして確固たる地位を築いています。

まとめ

1950年の創部以来、鹿児島大学ラグビー部は九州の地で着実に歴史を積み重ねてきました。全国地区対抗での2度の優勝という金字塔は、チームの不屈の精神と高いポテンシャルを示しています。OBにはレフリーやトップリーグ経験者など、多様な分野で活躍する人物が多く、これも鹿大ラグビー部の大きな財産です。これからも、文武両道を目指し、地域に根差した活動を続けながら、更なる飛躍を目指していくことでしょう。チームの最新情報は、公式ウェブサイトやSNS（X、Instagramなど）を通じて発信されています。

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