鹿児島県道291号松元川辺線

鹿児島県道291号松元川辺線

鹿児島県道291号松元川辺線は、鹿児島県鹿児島市上谷口町を起点とし、南九州市川辺町に至る全長約33.4kmの一般県道です。この道路は、地域の生活道路として利用される一方で、一部区間では道幅が狭く、車両の通行に注意が必要です。

概要

この県道は、鹿児島市上谷口町から日置市吹上町を経て、南九州市川辺町に至ります。全線を通して交通量は少ないですが、一部区間では4トン以上の車両通行が禁止されています。特に狭い区間では道幅が2.2mとなる箇所や、ガードレールがない区間も存在します。起点付近と終点付近は比較的交通量が多くなっています。

路線データ

起点：鹿児島県鹿児島市上谷口町（鹿児島県道24号鹿児島東市来線交点）
終点：鹿児島県南九州市川辺町両添（両添上交差点、国道225号交点）
陸上距離：33.413 km

歴史

1958年（昭和33年）11月1日：日置郡上伊集院村大字上谷口字松元から川辺郡川辺町を結ぶ区間が鹿児島県道松元川辺線として認定。
1972年（昭和47年）8月2日：路線番号決定公告により路線番号が291となる。

路線状況

起点付近の上谷口町では、鹿児島県道24号鹿児島東市来線や鹿児島県道35号永吉入佐鹿児島線と接続しているため、鹿児島市立松元中学校付近までは交通量が多くなっています。しかし、そこから川辺方面へ向かうにつれて交通量は減少し、片側0.5車線となる区間が現れます。周辺は農村風景が広がり、特に茶畑が多いのが特徴です。四元町から平田町までの区間は、車両制限令に基づく鹿児島県告示により交通量が少ない区間として指定されています。この区間では、茶畑ではなく水田が広がっており、自然が豊かに残っています。

平田町から伊作峠までの区間は、道幅が約3メートルと狭く、離合が困難です。水気が多く見通しが悪いため、運転には注意が必要です。伊作峠で鹿児島県道22号谷山伊作線に接続します。その後、吹上町方面へ県道22号を約200m進むと、再び県道291号線の続きがあります。日置市吹上町与倉から南に進み、南さつま市金峰町大坂で鹿児島県道20号鹿児島加世田線に接続します。沿線には金峰ダムが見え、カーブが連続します。南九州市川辺町神殿付近で鹿児島県道19号鹿児島川辺線に接続し、南薩縦貫道の南九州神殿ICがあります。さらに南に進むと、国道225号の両添上交差点が終点となります。

重複区間

鹿児島県道35号永吉入佐鹿児島線（鹿児島市上谷口町）
鹿児島県道22号谷山伊作線（鹿児島市中山町 - 日置市吹上町与倉）

交通量

全線を通して交通量は少ないですが、起点付近と終点付近は比較的交通量が多いです。特に狭い区間では、対向車とのすれ違いに注意が必要です。

地理

通過する自治体

鹿児島市
日置市
南さつま市
南九州市

交差する道路

鹿児島県道24号鹿児島東市来線
鹿児島県道35号永吉入佐鹿児島線
鹿児島県道22号谷山伊作線
鹿児島県道20号鹿児島加世田線
鹿児島県道19号鹿児島川辺線
国道225号

沿線

JR九州鹿児島本線 薩摩松元駅
鹿児島市立松元中学校
南九州市立神殿小学校
清水岩屋公園
南九州市立清水小学校

峠

伊作峠（鹿児島市 - 日置市）

ギャラリー

(画像は省略)

脚注

(脚注は省略)

関連項目

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