黒石駅 (青森県)

黒石駅（弘南鉄道）

黒石駅は、青森県黒石市に位置する弘南鉄道弘南線の駅です。駅番号はKK13で、路線の終着駅となっています。かつては国鉄黒石線も乗り入れており、両駅が隣接して存在していました。

歴史

当地では、国鉄黒石駅が先に開業し、その後弘南鉄道が弘南黒石駅として乗り入れました。国鉄黒石線が弘南鉄道に譲渡された際、弘南黒石駅に統合される形で国鉄黒石駅は廃止。その後、弘南黒石駅が黒石駅に改称されました。

年表

1912年（大正元年）8月15日：鉄道院黒石軽便線の黒石駅が開設。
1936年（昭和11年）4月14日：国鉄黒石駅改築落成。
1950年（昭和25年）7月1日：弘南鉄道の弘南黒石駅が開設。
1984年（昭和59年）
1月31日：国鉄黒石駅の荷物扱い廃止。
11月1日：日本国有鉄道黒石線が弘南鉄道へ転換。弘南黒石駅への連絡線を建設して国鉄黒石駅廃止、弘南黒石駅に統合。業務委託駅化、自動券売機新設。
1986年（昭和61年）4月1日：駅舎新築。駅名も弘南黒石駅から黒石駅に改称。
1998年（平成10年）4月1日：黒石線廃止。

駅構造

頭端式1面2線の地上駅で、ほとんどの列車が1番線から発車します。黒石線が乗り入れていた時代は2面4線の形態で、4番線に発着していました。3番線は留置線として使用されていました。構内には、黒石線の車両が使用していた検車庫が残されています。

2014年時点では、黒石線車両が使用していた給油スタンドは撤去され駐輪場となり、黒石線ホームは自由に立ち入り可能です。また、ホームの一部はトイレ増設に伴い改良されています。

のりば

1番線と2番線があり、主に1番線が使用されています。

駅設備

社員配置駅で、出札窓口と自動券売機が設置されています。

かつての国鉄黒石駅は、現在の駅の北側に数十mの位置に併行して存在していました。1面1線で、駅舎はホームに直結していました。他に機回し線や貨物ホームがありました。廃止後、駅施設は解体され区画整理を経て、葬儀場や住宅が建てられています。

利用状況

（利用状況に関する記述は省略。データが提供されていないため）

駅周辺

駅周辺には以下の施設があります。

青い森信用金庫黒石支店
青森みちのく銀行黒石支店
青森県立黒石高等学校
黒石市産業会館（黒石観光協会）
黒石市民文化会館（黒石公民館）
黒石市役所
黒石税務署
黒石郵便局
中町こみせ通り（重要伝統的建造物群保存地区）
スポカルイン黒石
津軽みらい農業協同組合黒石支店
ハローワーク黒石
青森みちのく銀行黒石内町支店
御幸公園
ユニバース黒石駅前店
青森県道270号黒石停車場線
青森県道38号五所川原黒石線
弘南バス黒石駅前案内所

弘南バス黒石駅前案内所

黒石駅前にある弘南バスの案内所です。2023年4月11日より火曜日・木曜日を定休日として営業していましたが、5月10日に閉鎖されました。

停車路線

青森 - 黒石線
弘前 - 黒石・南高校線
黒石 - 弘前線 （豊蒔・高田経由） 弘前・聖愛高校線
黒石 - 板留 - 虹の湖公園線
黒石 - 大川原線
黒石 - 浪岡 - 高野線 （本郷経由）
黒石 - 川部線
黒石市回遊バスぷらっと号
厚生病院線
ちとせ線
アクロスプラザ線・右回り
アクロスプラザ線・左回り
東線・右回り
東線・左回り



構造

建物左側（線路側）は黒石観光協会が運営する黒石観光案内所、右側が黒石駅前案内所となっています。以前黒石観光案内所が入居していた部分には弘南観光黒石営業所がありました。

その他

案内所内には出札窓口、待合室、自動販売機、トイレがあります。出札窓口営業時間内に限り、バス入線・発車の際に案内放送があります。

その他

1983年に公開された映画「刑事物語2 りんごの詩」では、当時の国鉄黒石駅が登場しました。

隣の駅

弘南鉄道弘南線：境松駅 - 黒石駅
* 黒石線（廃止）：前田屋敷駅 - 黒石駅

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