.au
.auは、オーストラリアに割り当てられた国別コードトップレベルドメイン（ccTLD）です。1986年にIANAのジョン・ポステルによって、メルボルン大学のケビン・ロバート・エルツに割り当てられたのが始まりです。その後、1990年代の5年間におよぶプロセスを経て、インターネット業界は自ら監視機関を設立し、ドメインの運用を行うようになりました。この機関は、.au Domain Administration（auDA）と呼ばれ、2001年にICANNからの同意を得て、2002年7月1日に自由競争体制下での運用が開始されました。
auDAは、インターネット関連団体、工業団体、利害関係者などから選出されたメンバーで構成される非営利団体で、.auドメインの監視を行っています。組織の運営は、電子アドレス指定のオペレーターを決定する立法権を持つオーストラリア政府の同意のもとで行われます。
.auの方針は、auDAによって招集されるpolicy development panelsによって策定されます。これらのパネルは、業界の代表者の意見を取り入れ、方針を作成します。
レジストリの技術的な運用は、auDAから外部委託されています。2002年から2006年までは、AusRegistryが.auのセカンドレベルドメインの管理を行っていました。AusRegistryは、消費者と直接取引をせず、レジストラを経由して登録・管理を行っていました。2002年の業界自由化以降、レジストラ間では価格やサービス面で活発な競争が行われています。
.auドメインでは、セカンドレベルに直接登録することはできず、種別を示すセカンドレベルドメインの下に登録する必要があります。この点は、イギリスやニュージーランドのドメインの方針と似ています。
従来のセカンドレベルドメイン:
.com.au - 商業組織向け
.net.au - 商業組織向け（元々はISPのみが対象でしたが、現在は緩和されています）
.org.au - 協会や非営利団体向け（元々は、他のカテゴリに属さない団体のみが対象でした）
.edu.au - 教育機関向け（サードレベルドメインを参照）
.gov.au - 政府機関向け（サードレベルドメインを参照）
.csiro.au - CSIRO（連邦科学産業研究機構）
.asn.au - 協会や非営利団体
.id.au - 個人向け（実名または通り名）
新しいセカンドレベルドメイン:
.act.au - オーストラリア首都特別地域
.nsw.au - ニューサウスウェールズ州
.nt.au - ノーザンテリトリー
.qld.au - クイーンズランド州
.sa.au - 南オーストラリア州
.tas.au - タスマニア州
.vic.au - ビクトリア州
.wa.au - 西オーストラリア州
過去に存在したセカンドレベルドメイン:
.archie.au - 1990年代初頭にArchie information serviceのホストが使用。現在は削除済。
.conf.au - 会議や短期間のイベント用
.gw.au - ゲートウェイおよびAARNetのルーティング装置用。現在は削除済。
.info.au - 一般情報用
.otc.au - X.400アドレスのマッピング用。telememo.auによって廃止。
.oz.au - オーストラリアのサイト用。ストアアンドフォワードインターネットメッセージングシステムMHSnetに割り当てられたオーストラリアのドメインが.ozでした。トップレベルドメインが後に.auとなった際、.ozにあったドメインは.oz.auに移動されました。
.telememo.au - X.400アドレスのドメインマッピング用
サードレベルドメイン:
.gov.auと.edu.auには、州を示すサードレベルドメインが用意されています。州政府と学校は、州を示すサードレベルドメインの下にあるドメイン名を使用します。これらのドメインは、各州が独立して管理しています。
例えば、西オーストラリア州の学校は、学校名.wa.edu.au、ニューサウスウェールズ州の政府機関は、省名.nsw.gov.auのようになります。同様に、ビクトリア州は.vic、クイーンズランド州は.qld、南オーストラリア州は.sa、タスマニア州は.tas、ノーザンテリトリーは.nt、オーストラリア首都特別地域は.actを使用します。
高等教育機関は、州に基づく区別を必要としないため、通常サードレベルドメインを使用しません。例えば、西オーストラリア州にあるエディスコーワン大学は、www.ecu.wa.edu.auではなく、www.ecu.edu.auを使用します。同様に、ビクトリア州にあるモナシュ大学は、www.monash.vic.edu.auではなく、www.monash.edu.auを使用します。
.au以外にも、オーストラリアの領土には歴史的な理由から独自のトップレベルドメインが割り当てられています。
.cx - クリスマス島
.hm - ハード島とマクドナルド諸島
.nf - ノーフォーク島
これらのドメインは、適切な管理当局の必要性の認識が遅れたため、地域とは無関係な企業が登録するバニティドメインとなっています。
.auの運用体制
auDAは、インターネット関連団体、工業団体、利害関係者などから選出されたメンバーで構成される非営利団体で、.auドメインの監視を行っています。組織の運営は、電子アドレス指定のオペレーターを決定する立法権を持つオーストラリア政府の同意のもとで行われます。
.auの方針は、auDAによって招集されるpolicy development panelsによって策定されます。これらのパネルは、業界の代表者の意見を取り入れ、方針を作成します。
レジストリの技術的な運用は、auDAから外部委託されています。2002年から2006年までは、AusRegistryが.auのセカンドレベルドメインの管理を行っていました。AusRegistryは、消費者と直接取引をせず、レジストラを経由して登録・管理を行っていました。2002年の業界自由化以降、レジストラ間では価格やサービス面で活発な競争が行われています。
サブドメイン
.auドメインでは、セカンドレベルに直接登録することはできず、種別を示すセカンドレベルドメインの下に登録する必要があります。この点は、イギリスやニュージーランドのドメインの方針と似ています。
従来のセカンドレベルドメイン:
.com.au - 商業組織向け
.net.au - 商業組織向け（元々はISPのみが対象でしたが、現在は緩和されています）
.org.au - 協会や非営利団体向け（元々は、他のカテゴリに属さない団体のみが対象でした）
.edu.au - 教育機関向け（サードレベルドメインを参照）
.gov.au - 政府機関向け（サードレベルドメインを参照）
.csiro.au - CSIRO（連邦科学産業研究機構）
.asn.au - 協会や非営利団体
.id.au - 個人向け（実名または通り名）
新しいセカンドレベルドメイン:
.act.au - オーストラリア首都特別地域
.nsw.au - ニューサウスウェールズ州
.nt.au - ノーザンテリトリー
.qld.au - クイーンズランド州
.sa.au - 南オーストラリア州
.tas.au - タスマニア州
.vic.au - ビクトリア州
.wa.au - 西オーストラリア州
過去に存在したセカンドレベルドメイン:
.archie.au - 1990年代初頭にArchie information serviceのホストが使用。現在は削除済。
.conf.au - 会議や短期間のイベント用
.gw.au - ゲートウェイおよびAARNetのルーティング装置用。現在は削除済。
.info.au - 一般情報用
.otc.au - X.400アドレスのマッピング用。telememo.auによって廃止。
.oz.au - オーストラリアのサイト用。ストアアンドフォワードインターネットメッセージングシステムMHSnetに割り当てられたオーストラリアのドメインが.ozでした。トップレベルドメインが後に.auとなった際、.ozにあったドメインは.oz.auに移動されました。
.telememo.au - X.400アドレスのドメインマッピング用
サードレベルドメイン:
.gov.auと.edu.auには、州を示すサードレベルドメインが用意されています。州政府と学校は、州を示すサードレベルドメインの下にあるドメイン名を使用します。これらのドメインは、各州が独立して管理しています。
例えば、西オーストラリア州の学校は、学校名.wa.edu.au、ニューサウスウェールズ州の政府機関は、省名.nsw.gov.auのようになります。同様に、ビクトリア州は.vic、クイーンズランド州は.qld、南オーストラリア州は.sa、タスマニア州は.tas、ノーザンテリトリーは.nt、オーストラリア首都特別地域は.actを使用します。
高等教育機関は、州に基づく区別を必要としないため、通常サードレベルドメインを使用しません。例えば、西オーストラリア州にあるエディスコーワン大学は、www.ecu.wa.edu.auではなく、www.ecu.edu.auを使用します。同様に、ビクトリア州にあるモナシュ大学は、www.monash.vic.edu.auではなく、www.monash.edu.auを使用します。
.au以外のオーストラリアのドメイン
.au以外にも、オーストラリアの領土には歴史的な理由から独自のトップレベルドメインが割り当てられています。
.cx - クリスマス島
.hm - ハード島とマクドナルド諸島
.nf - ノーフォーク島
これらのドメインは、適切な管理当局の必要性の認識が遅れたため、地域とは無関係な企業が登録するバニティドメインとなっています。
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