1156年

1156年の年について

1156年は、西暦の閏年に当たり、様々な歴史的出来事や著名な人物の誕生と死去がありました。この年は、特に日本において重要な出来事が多く記録されています。

紀年法と他の国での対応

この年は、干支においては「丙子」にあたります。日本では久寿3年と保元元年の期間に属し、日本の皇紀では1816年に該当します。また、中国では南宋の紹興26年、金では貞元4年および正隆元年、朝鮮の高麗においては毅宗10年に当たります。ベトナムの李朝では大定17年、仏滅紀元では1698年から1699年、イスラム暦では551年から552年、そしてユダヤ暦では4916年から4917年となります。

1156年の出来事

• - オーストリア公国の成立: 1156年は、オーストリア公国が成立した年であり、これは後にオーストリア帝国へと続く重要な出来事です。

• - 日本での重要な出来事: 日本では、1月10日に高陽院が崩御し、続いて3月27日には皇太子守仁親王が美福門院の娘、姝子内親王と結婚しました。また、5月18日に久寿から保元への改元が行われました。

6月20日には鳥羽法皇が安楽寿院殿で危篤状態に陥り、22日には崇徳上皇が法皇に会おうとしたものの、叶わずに即日還御しました。そして、7月20日には鳥羽法皇が崩御、急遽納棺・埋葬が行われ、崇徳上皇は最後の瞬間に立ち会えない悲劇が起こりました。

その後の7月には、かの有名な「保元の乱」が発生します。この戦いは、上皇と朝廷方の武力による対立を示すもので、多くの武将や貴族が関与し、平安時代の政治に大きな影響を与えました。最終的には藤原氏の長者として忠通が任命されるなど、時代の変化を象徴する出来事が続きました。

著名な人物の誕生と死去

1156年には、トゥールーズ伯レーモン6世や、東ローマ帝国の皇帝アレクシオス3世アンゲロスといった歴史的な人物が生まれました。宇都宮業綱や藤原成経、さらには平家や源氏の武将もこの年に名前が見られています。

一方、この年には多くの著名な人物が亡くなっています。特に日本では、鳥羽天皇や藤原吉子、さらには平安時代の有名な公卿や武将たちがその生涯を閉じました。

結論

1156年は非常に多彩な出来事があり、特に日本の歴史において重要な変遷がありました。この年を通じて、国内外での様々な動きが、後の時代へと受け継がれていきました。日本の戦国時代へと向かう前触れとも言える出来事が展開された年として、歴史的に価値のある年として位置づけられています。

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