1961年の音楽

1961年の音楽

1961年（昭和36年）は、世界の音楽シーンにおいて重要な出来事が数多くありました。アメリカでは、モータウン・レコードが初のミリオンセラーを記録し、音楽業界に新たな風を吹き込みました。また、グラミー賞ではパーシー・フェイスの「夏の日の恋」がレコード・オブ・ザ・イヤーを受賞し、その美しい旋律が世界中で愛されました。

概要・出来事

ミラクルズの「ショップ・アラウンド」が、モータウン・レコード初のミリオンセラーを達成。モータウン・サウンドが世界に広がるきっかけとなりました。
第3回グラミー賞で、パーシー・フェイスが「夏の日の恋」でレコード・オブ・ザ・イヤーを受賞。叙情的なメロディーが評価されました。
12月31日 - 第12回NHK紅白歌合戦が開催。朝丘雪路と神戸一郎がトップバッターを務め、島倉千代子と三波春夫がトリを飾りました。

洋楽シングル

この年は数多くの洋楽シングルがリリースされ、世界中でヒットしました。

洋楽アルバム

ジョン・コルトレーン – 『Africa/Brass』：コルトレーンの革新的な音楽性が際立つ作品。
ジョン・コルトレーン – 『Coltrane Jazz』：ジャズの新たな可能性を追求したアルバム。
ジョン・コルトレーン – 『Lush Life』：美しいバラードが心に響く名盤。
ジョン・コルトレーン – 『My Favorite Things』：斬新な解釈が話題を呼んだ代表作。
ジョン・コルトレーン – 『Settin' the Pace』：ジョン・コルトレーンの初期の傑作。
ビリー・ホリディ – 『The Essential Billie Holiday: Carnegie Hall Concert Recorded Live』：カーネギーホールでのライブ録音。
ミルト・ジャクソン & ジョン・コルトレーン – 『Bags & Trane』：二人の巨匠による貴重なコラボレーション。
リッキー・ネルソン – 『Ricky Is 21』：青春の輝きを捉えた人気アルバム。
フレディ・キング - 『フレディ・キング・シングス』：ブルースギターの名手が歌う。

邦楽シングル

多くの邦楽シングルがリリースされ、人々の心を捉えました。

主な音楽賞

この年、数々の音楽賞が開催され、優れた音楽家たちが表彰されました。

デビュー

1月 - 克美しげる／霧の中のジョニー
7月5日 - 加山雄三／夜の太陽
8月20日 - ハナ肇とクレージーキャッツ／スーダラ節
11月 - 弘田三枝子／子供ぢゃないの
月日不明 - 飯田久彦／悲しき街角
月日不明 - 北原謙二／日暮れの小径
月日不明 - シルヴィ・ヴァルタン／恋のハプニング
月日不明 - 渡辺貞夫／渡辺貞夫

死去

2月20日 - パーシー・グレインジャー（作曲家・ピアニスト、1882年、78歳没）：独自の音楽語法で知られる作曲家。
3月3日 - パウル・ヴィトゲンシュタイン（ピアニスト、1887年、73歳没）：左手のためのピアノ作品を委嘱したことで知られる。
3月8日 - トーマス・ビーチャム（指揮者、1879年、81歳没）：イギリス音楽の普及に貢献した名指揮者。
3月8日 - 松平晃（歌手、1911年、49歳没）：昭和初期に活躍した人気歌手。
3月16日 - ヴァーツラフ・ターリヒ（指揮者、1883年、77歳没）：チェコ音楽の発展に尽力した指揮者。
8月26日 - ヴラディーミル・ソフロニツキー（ピアニスト、1901年、60歳没）：ロシアのピアニズムを代表する名手。
11月28日 - 津村謙（歌手、1923年、37歳没）：甘い歌声で多くのファンを魅了した歌手。

1961年は、音楽史において重要な転換期であり、多くの才能が開花し、惜しまれつつも去っていった年でした。この年の音楽は、今もなお、私たちの心に深く響き続けています。

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