1967年夏季ユニバーシアード

1967年夏季ユニバーシアード（東京）

1967年夏季ユニバーシアードは、1967年に日本の東京都で開催された国際的なスポーツ大会です。3年前に開催された東京オリンピックの感動を継承し、8月27日から9月4日までの期間、国立競技場をはじめとする東京五輪で使用された施設がそのまま利用されました。

大会のハイライト

東京オリンピックの興奮が残る中、多くの観客が会場に足を運び、大学生アスリートたちの熱戦に声援を送りました。日本選手団は、開催国として多くのメダルを獲得し、大会を盛り上げました。

国名呼称問題

大会直前には、韓国と北朝鮮の間で、アルファベット表記における国名略称を巡る問題が発生しました。両国は互いに不参加を示唆しながら駆け引きを行い、最終的には韓国側の主張するオリンピック方式の略称が採用されました。しかし、北朝鮮側はこれに不服を唱え、ボイコットを決定。これに同調する形で、ソビエト連邦や東ドイツといった共産圏の強豪国も大会への不参加を表明しました。この問題は、政治とスポーツの関係について改めて考えさせられる出来事となりました。

日本選手団の主な成績

日本選手団は、多くの競技で素晴らしい成績を収めました。以下に主な成績を記します。

体操

男子団体：優勝
男子個人総合：中山彰規 優勝
女子団体：優勝
女子個人総合：松久ミユキ 優勝

テニス

男子シングルス：渡辺功 優勝

バレーボール

男子：優勝
女子：優勝

柔道

軽量級：園田義男 優勝
軽中量級：山崎裕次郎 優勝
中量級：園田勇 優勝
軽重量級：二宮和弘 優勝
重量級：西村昌樹 優勝
無差別級：篠巻正利 優勝

陸上

走幅跳：阿部直紀 優勝
5000m：澤木啓祐 優勝
10000m：澤木啓祐 優勝

関連項目

1985年夏季ユニバーシアード
1995年夏季ユニバーシアード
* 1991年冬季ユニバーシアード

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