1975年は、
宝塚歌劇団にとって多彩かつ記憶に残る公演が多数行われた年です。特に宝塚大劇場公演と東京公演、それ以外の地域公演に分けて、各組が異なる作品を上演しました。
宝塚大劇場公演
月組
『春鶯囀』(
植田紳爾)、『ラビング・ユー』(菅沼潤)
『春の宝塚踊り』(白井鐡造)、『ラムール・ア・
パリ』(
内海重典)
雪組
『
フィレンツェに燃える』(
柴田侑宏)、『ザ・スター』(
鴨川清作)
『ベルサイユのばら<アンドレとオスカル>』(
長谷川一夫演出、
植田紳爾脚本・演出)
花組
『夢みる恋人たち』(
大関弘政)、『ボン・バランス』(
横澤英雄)
『ベルサイユのばら<アンドレとオスカル>』(
長谷川一夫演出、
植田紳爾脚本・演出)
星組
『屋根裏の妖精たち』(
高木史朗)、『マイ・ハイ・スイング』(
鴨川清作)
『美しく青きドナウ』(
川井秀幸)、『ザッツ・ファミリー』(
横澤英雄)
東京公演
1975年には、
新宿コマ劇場や
東京宝塚劇場での公演も行われ、各組が特別な作品を披露しました。
1月4日 - 1月28日
『海と太陽とファド』(郷土芸能研究会構成、
渡辺武雄演出)、『アン・ドウ・トロワ』(
小原弘稔)
3月4日 - 3月29日
『ブリガドーン』(
鴨川清作作訳・演出)
4月3日 - 4月27日
『
フィレンツェに燃える』(
柴田侑宏)、『ボン・バランス』(
横澤英雄)
地域公演
また、宝塚の魅力を全国に伝えるために、福岡や大阪、さらには海外にも公演が拡大されました。
5月16日 - 5月20日
福岡スポーツセンターで『春鶯囀』(
植田紳爾)、『ボン・バランス』(
横澤英雄)
5月23日・24日
大阪・毎日ホール
5月30日 - 6月7日
豊橋、名古屋などで『花吹雪』(
柴田侑宏)、『ハロー!タカラヅカ』(
鴨川清作)
- - 第3回ヨーロッパ公演では、1975年9月22日から翌年1月14日まで、ソビエト連邦やフランス・パリでの公演が実施されました。
まとめ
このように
1975年は、
宝塚歌劇団にとって新しい挑戦やエンターテインメントの可能性を広げた一年となりました。各組が異なる作品を上演し、多様な魅力を発信していったことは、多くのファンにとって忘れられない思い出となっています。