1992年の台風

1992年の台風

1992年には、太平洋北西部で31個の熱帯低気圧が発生し、これらが台風として観測されました。この年の台風発生数は平年並みで、日本への上陸数は3個とほぼ平年並みでした。上陸した台風は全て西日本に影響を与えました。

月別の台風発生数

1992年の台風発生数は月ごとに異なり、特定の月に集中して発生する傾向は見られませんでした。各熱帯低気圧の活動時期は多岐にわたり、年間を通して台風が発生していました。

各台風の詳細

台風1号（アクセル）

発生日時: 1992年1月
統計史上8番目に早い時期に発生した台風です。

台風2号（エケカ）

発生日時: 1992年2月
越境台風となりました。

台風3号（ボビー）

発生日時: 1992年3月

台風4号（チャック）

発生日時: 1992年4月

台風5号（イーライ）

発生日時: 1992年5月

台風6号（フェイ）

発生日時: 1992年6月

台風7号（ゲイリー）

発生日時: 1992年7月

台風8号（ヘレン）

発生日時: 1992年8月

台風9号（アーヴィング）

発生日時: 1992年9月
7月31日に発生し、発達しながら8月3日に四国沖を北東に進みました。その後、4日に中型で並の強さにまで発達し、北西に進路を変えて高知県足摺岬付近に上陸しました。台風はその後も北西に進み、福岡県に再上陸。その後は対馬海峡に抜けて、弱い熱帯低気圧へと変わり、黄海で消滅しました。この台風の影響により、死者・行方不明者4人、負傷者2人、床上浸水4棟、床下浸水86棟の被害が出ました。

台風10号（ジャニス）

発生日時: 1992年8月
8月4日にグアム島の西海上で発生し、勢力を強めながら北上。8日9時半頃に強い勢力で熊本県玉名市付近に上陸しました。その後は九州北部、周防灘を経て、同日13時過ぎに山口県宇部市付近に再上陸。後に中国地方西部から日本海へと進み、9日に秋田県沖で温帯低気圧に変わりました。この温帯低気圧は、10日にかけて東北地方から北海道東部を通り、オホーツク海へ進みました。

台風11号（ケント）

発生日時: 1992年8月
8月5日にマーシャル諸島付近で発生した弱い熱帯低気圧が西北西へ進み、6日に台風11号となりました。その後も台風は西北西に進み続け、勢力を強めながら南鳥島の南海上を通り、12日には中型で非常に強い勢力で父島の南東海上を北西に進みました。15日には父島付近を中型で強い勢力で通過。台風は日本の南海上を西北西に進み続けた後、18日に鹿児島県種子島の東海上で北北西に進路を変え、中型で弱い勢力にまで衰えて宮崎県と大分県の県境付近に上陸しました。その後も北北西へ進行を続け、19日に山口県宇部市付近に再上陸。山口県沖で弱い熱帯低気圧に変わりました。

台風12号（マーク）

発生日時: 1992年12月

台風13号（ニーナ）

発生日時: 1992年12月

台風14号（ロイス）

発生日時: 1992年12月

台風15号（オマール）

グアム、台湾、中国に大きな被害を出しました。

台風16号（ポリー）

8月30日に台湾に上陸した後、中国大陸に再上陸しました。

台風17号（ライアン）

台風18号（シビル）

台風19号（テッド）

9月18日にフィリピンの東の海上で発生し、22日に大型で並の強さで沖縄地方の南を北上し、台湾・華中に上陸した後、黄海や朝鮮半島を経て、25日未明に日本海にて温帯低気圧に変わりました。この台風により、日本では負傷者8人、半壊1棟、床上浸水21棟、床下浸水281棟の被害が発生しました。

台風20号（ヴァル）

台風21号（ウォード）

台風22号（イベット）

台風23号（ザック）

台風24号（アンジェラ）

10月15日9時にパラワン島の西で発生した弱い熱帯低気圧が17日15時に台風に昇格しました。当初北東進していましたが、16日から17日にかけて進路を180度転向し西進を初め、23日18時ごろにベトナムカインホア省付近に上陸し、中心気圧1000hPaの弱い熱帯低気圧に降格しました。しかし、28日3時から29日9時までは再び台風の勢力となり、29日15時には再び熱帯低気圧に降格。31日3時に熱帯低気圧は消滅しました。

台風25号（ブライアン）

台風26号（コリーン）

台風27号（ダン）

台風28号（エルシー）

台風29号（フォレスト）

台風30号（ゲイ）

統計開始以降第9位の長寿台風でした。

台風31号（ハント）

この年の台風は、発生場所や進路が多岐にわたり、それぞれの台風が異なる特徴を持っていました。これらのデータは、今後の台風対策や研究に役立つ貴重な資料となります。

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