2017年アジア卓球選手権

2017アジア卓球選手権大会：中国の強さと日本の躍進

2017年4月9日から16日にかけて、中国の無錫市で第23回アジア卓球選手権が開催されました。国際卓球連盟（ITTF）公認のこの大会は、アジア卓球連合（ATTU）が主催し、世界各国からトップ選手が集結しました。

本大会では、ITTF公認レーティング3が適用され、ニッタクのプラ3スタープレミアムボールが使用されました。結果は、7種目中6種目を中国が制するという圧倒的な強さを示しましたが、その中で日本代表は輝かしい結果を残しました。

特に注目すべきは、女子シングルスで平野美宇選手が優勝を果たしたことでしょう。中国勢以外の選手がアジア選手権の女子シングルスで優勝するのは、2005年の林菱選手（香港）以来12年ぶり、日本選手が優勝するのは1996年の小山ちれ（何智麗）選手以来21年ぶり、日本出身選手としては1974年の枝野とみえ選手以来43年ぶりという快挙でした。平野選手の優勝は、日本の卓球界にとって大きな励みとなり、今後の発展に繋がる大きな出来事となりました。

その他の日本代表選手の成績も素晴らしいものでした。男子シングルスでは丹羽孝希選手が銅メダルを獲得。また、ダブルスや団体戦でも、複数の日本ペアがメダルを獲得しました。女子団体では銀メダルを獲得し、チームとしての実力も示しました。

男子代表選手は、松平健太、丹羽孝希、吉村真晴、大島祐哉、張本智和、森薗政崇、田添健汰選手。女子代表選手は、伊藤美誠、平野美宇、佐藤瞳、早田ひな、加藤美優、橋本帆乃香、前田美優選手が選出され、総監督は宮崎義仁氏、男子監督は倉嶋洋介氏、女子監督は馬場美香氏が務めました。

大会の結果を詳細に見ていきましょう。

男子シングルス
丹羽孝希：銅メダル
吉村真晴：ベスト8
大島祐哉、松平健太、張本智和：3回戦敗退

女子シングルス
平野美宇：金メダル
伊藤美誠、早田ひな、加藤美優：4回戦敗退
佐藤瞳：2回戦敗退

男子ダブルス
丹羽孝希／吉村真晴：銅メダル
大島祐哉／森薗政崇：ベスト8

女子ダブルス
伊藤美誠／早田ひな、佐藤瞳／橋本帆乃香：銅メダル

混合ダブルス
森薗政崇／伊藤美誠：銀メダル
田添健汰／前田美優：銅メダル

男子団体
松平健太、丹羽孝希、吉村真晴、大島祐哉、張本智和：銅メダル

女子団体
* 伊藤美誠、平野美宇、佐藤瞳、早田ひな、加藤美優：銀メダル

今大会は、中国の圧倒的な強さの中、日本代表選手たちの健闘が光りました。特に平野美宇選手の金メダルは、日本の卓球界にとって大きな自信を与え、今後のさらなる発展を期待させるものでした。この大会の結果は、今後の国際大会での日本代表の活躍に繋がるでしょう。

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