2020年のシカゴ・カブス

2020年のシカゴ・カブス：激動のシーズンを振り返る

2020年、シカゴ・カブスは球団創設144年目、リグレー・フィールドを本拠地とする104年目のシーズンを迎えました。前年、地区3位に終わったチームは、デビッド・ロス新監督の下、新たなスタートを切りました。

新型コロナウイルスの影響

しかし、世界中を襲った新型コロナウイルスの感染拡大は、MLBにも大きな影響を与えました。3月にはスプリングトレーニングの中止と開幕延期が決定。その後、公式戦は7月23日または24日に開幕、レギュラーシーズンは全60試合という短縮された日程で開催されることが発表されました。また、特例措置としてナショナルリーグにも指名打者制度が導入され、マイナーリーグの開催も中止となりました。

短縮シーズンと地区優勝

異例のシーズンの中、カブスは9月26日に3年ぶり8回目の地区優勝を達成。最終的に34勝26敗の成績でレギュラーシーズンを終えました。しかし、ポストシーズンではマイアミ・マーリンズとのワイルドカードゲームに2連敗し、惜しくも敗退となりました。

FAとなった選手たち

シーズン終了後には、アンドリュー・チェイフィン、タイラー・チャットウッド、ジェレミー・ジェフレス、ホセ・キンタナ、ジョシュ・フェグリー、ジェイソン・キプニス、キャメロン・メイビンといった選手たちがFAとなりました。

個人成績とタイトル

投手

チームを牽引したのは、ダルビッシュ有投手でした。最多勝利（8勝）のタイトルを獲得し、7月/8月にはピッチャー・オブ・ザ・マンスにも選出される活躍を見せました。

野手

アンソニー・リゾが一塁手、ハビアー・バエズが遊撃手として、それぞれゴールドグラブ賞を受賞しました。

達成記録

9月13日には、アレク・ミルズ投手がノーヒットノーランを達成しました。

まとめ

2020年のカブスは、新型コロナウイルスの影響を受けながらも地区優勝を成し遂げましたが、ポストシーズンでは惜しくも敗退という結果になりました。ダルビッシュ有投手の活躍や、リゾ、バエズ両選手のゴールドグラブ賞受賞など、明るい話題もありましたが、FAとなった選手の多さなど、課題も残るシーズンとなりました。

参考情報

2020年のメジャーリーグベースボール
公式ウェブサイト（英語）
* Baseball-Reference （英語）

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