2021年のサンディエゴ・パドレス

2021年のサンディエゴ・パドレス：期待と現実の狭間で

2021年、サンディエゴ・パドレスは球団創設52年目を迎えました。本拠地ペトコ・パークでの17年目のシーズン、ジェイス・ティングラー監督が2年目の指揮を執りました。ナショナルリーグ西地区に所属するパドレスは、オフシーズンに大型補強を敢行し、大きな期待を背負ってシーズンに臨みました。

オフシーズンの大型補強

パドレスは、2020年オフに積極的な動きを見せました。12月28日には、シカゴ・カブスとのトレードでダルビッシュ有とビクター・カラティーニを獲得。さらに、タンパベイ・レイズからブレイク・スネルをトレードで獲得し、先発ローテーションの強化を図りました。2021年1月18日には、ピッツバーグ・パイレーツ、ニューヨーク・メッツとの三角トレードで、ジョー・マスグローブをパイレーツから獲得しました。また、2月22日には、フェルナンド・タティス・ジュニアと14年という長期大型契約を結び、チームの将来を託しました。

開幕後の戦いとチーム成績

大型補強で注目を集めたパドレスでしたが、シーズンを通して安定した戦いを続けることはできませんでした。10月3日に全日程を終え、79勝83敗で地区3位という結果に終わりました。ワイルドカードゲームへの進出も叶わず、期待されたほどの成績を残すことはできませんでした。しかし、フェルナンド・タティス・ジュニアが本塁打王（42本塁打）、マーク・マランソンが最多セーブ投手（39セーブ）のタイトルを獲得し、明るい話題もありました。

10月6日には、ジェイス・ティングラー監督の解任が発表され、チームは新たなスタートを切ることとなりました。11月3日には、ロス・デトワイラー、ダニエル・ハドソン、ビンス・ベラスケス、トミー・ファムがFAとなり、チーム構成に変化がありました。

個人成績と記録

タイトル

マーク・マランソン：最多セーブ（39セーブ）
フェルナンド・タティス・ジュニア：最多本塁打（42本塁打）

表彰

マーク・マランソン：リリーバー・オブ・ザ・マンス（4月）
フェルナンド・タティス・ジュニア：プレイヤー・オブ・ザ・マンス（5月）、シルバースラッガー賞（遊撃手）

達成記録

4月9日：ジョー・マスグローブが、史上244人目のノーヒットノーランを達成。球団史上初。
6月21日：ダルビッシュ有が通算2500奪三振を達成。
7月8日：クレイグ・スタメンが通算500試合登板を達成。
7月16日：ジェイク・クロネンワースがサイクル安打を達成。

まとめ

2021年のサンディエゴ・パドレスは、大型補強とタティスJr.の活躍がありましたが、チームとしては期待外れの結果に終わりました。しかし、マスグローブのノーヒットノーランやダルビッシュ有の記録達成など、記憶に残る出来事もありました。このシーズンを教訓に、パドレスはさらなる高みを目指していくことでしょう。

関連項目

2021年のメジャーリーグベースボール

外部リンク

公式ウェブサイト （英語）
* Baseball-Reference （英語）

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