トミー・ファム

トーマス・ファム

トーマス・ジェームズ・ファム（1988年3月8日生まれ）は、アメリカのネバダ州ラスベガス出身のプロ[[野球選手]]で、主に外野手としてプレーしています。現在はカンザスシティ・ロイヤルズに所属しており、右投右打のスタイルが特徴的です。愛称は「T・ファム」です。

経歴

プロ入りとカージナルス時代

ファムは2006年のMLBドラフトでセントルイス・カージナルスから16巡目（全体496位）で指名されてプロ入りしました。入団当初はアパラチアンリーグでプレーし、その後は多くの怪我に悩まされ、特に肩や手首、視力の問題で長期欠場することが多かったです。しかし、2014年にはAAA級メンフィス・レッドバーズで104試合に出場し、打率.324、10本塁打、44打点、20盗塁と素晴らしい成績を収め、遂にメジャーに昇格しました。9月9日のシンシナティ・レッズ戦でメジャーデビューを果たしましたが、この年は6試合に出場し、2打数無安打という結果に終わりました。

2015年は怪我の影響で開幕時に故障者リスト入りしましたが、7月3日にメジャーに復帰してからは「1番・中堅手」として先発出場しました。この年、最終的に52試合に出場し、打率.268、5本塁打、18打点、2盗塁という成績を残しました。また、長打率も高く、OPSは.824に達しました。

レイズ時代

2018年7月、ファムはタンパベイ・レイズへトレードされました。この時点で打率.248、14本塁打、41打点を記録していました。レイズ移籍後、彼は活躍の場を広げ、シーズンの終わり近くには打率.368をマークし、9月には月間MVPに選出されるなど目覚ましい成績を残しました。2019年には145試合に出場し、21本塁打を記録しました。

パドレスからメッツまで

2019年12月にはサンディエゴ・パドレスに移籍し、2021年オフにはフリーエージェントとなりました。その後、2022年にはシンシナティ・レッズと契約し、一時的には出場停止処分を受けることもありました。その後はボストン・レッドソックスにトレードされました。

2023年にはニューヨーク・メッツと契約し、その後8月にはアリゾナ・ダイヤモンドバックスに移籍します。

カージナルス時代(再移籍)

2024年には再びカージナルスへ戻りますが、その後の成績は思うように伸びず、8月にはカンザスシティ・ロイヤルズと契約しました。

選手としての特徴

ファムはスピード、守備範囲、選球眼に優れた巧打者であり、特に俊足を活かしたプレーが光ります。デビュー初期は打撃に課題がありましたが、2015年以降はその成績を向上させ、現在では信頼される外野手として活躍しています。

人物

私生活では、2020年に受けたナイフによる負傷が話題になりました。サンディエゴでの事件で、命に別状はなかったものの、大怪我を負いました。このような困難な状況にもかかわらず、選手としてのキャリアを続け、さまざまなチームで成績を残しています。

総括

トーマス・ファムは、多くの故障や困難を乗り越え、MLBでの地位を確立した選手です。彼の足跡は、努力によって成功を掴むことができるということを示しています。

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