3GPP2
3GPP2（Third Generation Partnership Project 2）は、CDMA2000とANSI-41発展形ネットワークを基盤とする、第3世代移動通信システム(3G)の仕様策定を目的とした標準化プロジェクトです。
1999年1月、アメリカのTIA（Telecommunications Industry Association）、日本の電波産業会（ARIB）と情報通信技術委員会（TTC）、韓国のTTA（Telecommunications Technology Association）といった、各国・各地域の標準化団体によって設立されました。その後、中国のCWTS（現在はCCSA：China Communications Standards Association）も加わっています。3GPP2は、これらの標準化団体間の「プロジェクト」として位置づけられており、法人格は持ちません。
第3世代移動通信システムの標準化を行う団体としては、他に3GPP（Third Generation Partnership Project）が存在します。3GPPは、第3.9世代移動通信システム以降の標準化も手がけていますが、3GPPと3GPP2の間では、通信方式だけでなくファイルフォーマットなど多くの点で異なる仕様が含まれており、互換性の確保が課題となっています。
3GPP2では、MMS（Multimedia Messaging Service）やMSS（Multimedia Streaming Service）での利用を想定したファイルフォーマットが規定されており、拡張子は「3g2」です。このファイルフォーマットで採用されているコーデックは、基本的に3GPPフォーマットと同様で、以下の通りです。
その他、SMILやTimed Textなどの規定も存在します。3GPP2と3GPPの大きな違いとして、3GPP2ではメールへの添付だけでなく、ストリーミングでの利用も考慮して、周期的にヘッダを挿入するムービーフラグメントが導入されている点が挙げられます。
ただし、3GPPにおいてもRelease 6以降では、ストリーミング利用を想定したムービーフラグメントが導入されています。
概要
1999年1月、アメリカのTIA（Telecommunications Industry Association）、日本の電波産業会（ARIB）と情報通信技術委員会（TTC）、韓国のTTA（Telecommunications Technology Association）といった、各国・各地域の標準化団体によって設立されました。その後、中国のCWTS（現在はCCSA：China Communications Standards Association）も加わっています。3GPP2は、これらの標準化団体間の「プロジェクト」として位置づけられており、法人格は持ちません。
第3世代移動通信システムの標準化を行う団体としては、他に3GPP（Third Generation Partnership Project）が存在します。3GPPは、第3.9世代移動通信システム以降の標準化も手がけていますが、3GPPと3GPP2の間では、通信方式だけでなくファイルフォーマットなど多くの点で異なる仕様が含まれており、互換性の確保が課題となっています。
3GPP2ファイルフォーマット
3GPP2では、MMS（Multimedia Messaging Service）やMSS（Multimedia Streaming Service）での利用を想定したファイルフォーマットが規定されており、拡張子は「3g2」です。このファイルフォーマットで採用されているコーデックは、基本的に3GPPフォーマットと同様で、以下の通りです。
- - 動画コーデック：H.263（必須）、MPEG-4 Visual、H.264（オプション）
- - 音声コーデック：AMR、13K（QCELP）
- - オーディオコーデック：MPEG-4 AAC-LCおよびHE-AAC
その他、SMILやTimed Textなどの規定も存在します。3GPP2と3GPPの大きな違いとして、3GPP2ではメールへの添付だけでなく、ストリーミングでの利用も考慮して、周期的にヘッダを挿入するムービーフラグメントが導入されている点が挙げられます。
ただし、3GPPにおいてもRelease 6以降では、ストリーミング利用を想定したムービーフラグメントが導入されています。
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