6月17日 (旧暦)

旧暦6月17日について

旧暦6月17日は、太陰太陽暦（旧暦）における6月の17番目の日です。この日は、現代のグレゴリオ暦とは異なり、月の満ち欠けを基にした暦で数えられます。そのため、毎年新暦の日付は変動します。

六曜

この日の六曜は仏滅です。仏滅は、六曜の中で最も不吉とされる日であり、一般的に結婚式などの祝い事は避けられる傾向があります。ただし、この日に葬儀を行うことは問題ないとされています。

歴史的な出来事

旧暦6月17日には、いくつかの重要な歴史的出来事が起こっています。

安政元年（1854年）：ペリー提督率いるアメリカ艦隊が琉球王国（現在の沖縄県）と「琉米修好条約」を締結しました。これにより、日本は欧米列強との外交関係を築き始め、その後の開国へと繋がっていくことになります。
明治2年（1869年）： 薩摩藩、長州藩、土佐藩、肥前藩の4藩が、領地と領民を天皇に返還する「版籍奉還」を願い出ました。これは、明治維新の大きな転換点となり、中央集権国家の成立を促す重要な出来事でした。この日には、公卿や諸侯を華族と称することが布告されています。

著名人の生没

旧暦6月17日には、歴史に名を残す人物の生没があります。

慶長16年（1611年）： 大名で出雲松江藩初代藩主の堀尾吉晴が亡くなりました。堀尾吉晴は、戦国時代から江戸時代初期にかけて活躍した武将であり、関ヶ原の戦いなどにも参戦しています。1544年生まれ。
安政4年（1857年）： 幕末の老中で福山藩主の阿部正弘が亡くなりました。阿部正弘は、ペリー来航時の老中首座として、幕府の外交を主導しました。1819年生まれ。
文久3年（1863年）： 蘭学者の箕作阮甫が亡くなりました。箕作阮甫は、江戸時代後期の蘭学者であり、医学、科学、歴史など幅広い分野で活躍しました。1799年生まれ。

記念日・年中行事

厳島神社管絃祭： 広島県にある厳島神社では、この日に管絃祭が執り行われます。この祭りは、平安時代の宮廷文化を今に伝えるもので、優雅な管絃の演奏とともに、美しい舞が奉納されます。

関連情報

旧暦の日付の一覧：旧暦の日付は、月ごとに一覧で確認できます。旧暦は日本の歴史や文化を理解する上で重要な要素です。
旧暦・閏月：旧暦には、月の満ち欠けと季節のずれを調整するための閏月が存在します。閏月は、旧暦の複雑さを示す要素の一つです。
六曜： 六曜は、日本の暦に用いられる暦注の一つで、仏滅の他にも、先勝、友引、先負、赤口、大安があります。
日本の元号一覧：日本の元号は、歴史的な時代区分を示すものであり、それぞれの元号には、特別な意味が込められています。

前後の日

前日：旧暦6月16日
翌日：旧暦6月18日
前月：旧暦5月17日
翌月：旧暦7月17日
* 新暦：6月17日（ただし毎年変動）

旧暦6月17日は、歴史的な出来事、著名人の生没、伝統行事が重なる日であり、日本の文化や歴史を深く理解する上で重要な日と言えるでしょう。

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