7月22日 (旧暦)

旧暦7月22日は、太陰太陽暦における7月の22日目を指します。この日は、現代の太陽暦とは異なる暦法で時が刻まれていた時代において、様々な出来事が起こった日として記録されています。六曜においては「仏滅」にあたり、一般的には縁起の悪い日とされていますが、暦注の一つとして、人々の生活に深く根付いていました。

歴史的な出来事

旧暦7月22日には、以下のような歴史的な出来事が起こっています。

天武天皇元年（672年）：壬申の乱・瀬田川の戦い
大海人皇子軍と弘文天皇（大友皇子）の近江朝廷軍が、瀬田川で激突しました。この戦いは壬申の乱における重要な局面であり、翌日には弘文天皇が自害するという結果を迎えました。

天養元年（1144年）：藤原通憲（信西）が出家
藤原通憲がこの日出家し、「信西」と号しました。その後、「黒衣の宰相」として朝廷内で大きな権力を振るうことになります。

久安元年（1145年）：改元
彗星の出現を理由に、この日、年号が天養から久安に改められました。当時の人々にとって、天変地異は政治や社会に大きな影響を与える出来事でした。

建仁2年（1202年）：源頼家が征夷大将軍に
源頼家が征夷大将軍に任ぜられました。鎌倉幕府の確立と武士の台頭を象徴する出来事です。

天文18年（1549年）：フランシスコ・ザビエルが来日
イエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエルが鹿児島に上陸し、日本に初めてキリスト教が伝来しました。この出来事は、日本の歴史や文化に大きな影響を与えることになります。

寛政2年（1790年）：浦上一番崩れ
肥前国浦上村で、キリシタンの村民19人が検挙されました。江戸時代のキリスト教弾圧の歴史を物語る事件の一つです。

誕生と忌日

旧暦7月22日には、以下のような人物の誕生と忌日があります。

誕生日
慶安4年（1651年）：青山忠雄（第2代浜松藩主）

忌日
正平12年/延文2年（1357年）：西園寺寧子（後伏見天皇の女御）
応永16年（1409年）：足利満兼（第3代鎌倉公方）
天正20年（1592年）：大政所（豊臣秀吉の母）

記念日・年中行事

旧暦7月22日に関連する記念日や年中行事に関する具体的な情報は、現在のところ確認されていません。

関連項目

旧暦の日付の一覧
1月,2月,3月,4月,5月,6月,7月,8月,9月,10月,11月,12月
前日:7月21日
翌日:7月23日
前月:6月22日
翌月:8月22日
新暦:7月22日
旧暦・閏月
六曜
日本の元号一覧

この日は、日本の歴史において重要な出来事が数多く起こった日であり、また、人々の生活や文化にも深く関わっていたことがわかります。旧暦は、単なる過去の暦ではなく、日本の歴史や文化を理解する上で重要な要素であると言えるでしょう。

もう一度検索