A1301S

A1301Sは、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ（現在のソニーモバイルコミュニケーションズ）が製造した、au（KDDI・沖縄セルラー電話）向けの第三世代携帯電話（CDMA 1X）端末です。2003年3月21日に発売され、2012年7月22日にCDMA 1Xサービスが終了するまで利用されました。

特徴

A1301Sの最大の特徴は、ヒンジ部分に組み込まれた約290度回転する31万画素のCMOSカメラです。このカメラは、レンズの両側にLEDフォトライトを搭載しており、回転式カメラとしては初の試みでした。これにより、多様なアングルでの撮影が可能となり、ユーザーの創造性を刺激しました。

また、「着せ替え」機能もA1301Sの魅力の一つです。従来の携帯電話ではフロント側のみが着せ替え可能でしたが、A1301Sではリア側も着せ替えられるようになり、ユーザーはより自由に自分好みのデザインを楽しむことができました。

ムービー機能も強化されており、当時のau端末としては初めてとなる大型サイズ（128×96ドット）に対応しました。これにより、より高画質な動画の再生・視聴が可能になりました。

さらに、デフォルトの待ち受け画面には人気キャラクターのピングーが採用されており、多くのユーザーから親しまれました。

対応サービス

A1301Sは、以下のauのサービスに対応していました。

EZweb@mail
ezmovie
EZ「着うた」 - プリセットコンテンツとしてCHEMISTRYの「SOLID DREAM」が登録されていました。

これらのサービスを通じて、ユーザーはインターネットの閲覧やメールの送受信、音楽や動画の視聴を楽しむことができました。

沿革

A1301Sは、以下の沿革を辿っています。

[2002年]]11月7日：テレコムエンジニアリングセンター]による[[技術基準適合証明の工事設計認証を取得（工事設計認証番号01XZAA1036）
2002年11月21日：電気通信端末機器審査協会による技術基準適合認定の設計認証を取得（設計認証番号A02-0292JP）
2003年1月23日：TELECによる技術基準適合証明の工事設計認証を再度取得（工事設計認証番号01XZAA1042）
2003年3月21日：発売開始
2012年7月22日：CDMA 1Xサービスの終了に伴い、使用が終了

これらの経緯から、A1301Sは開発から発売、サービス終了まで、技術的な変遷と社会的な変化を反映していることがわかります。

外部リンク

以下は、A1301Sに関する参考情報へのリンクです。

製品アーカイブ A1301S au
KEITAI MUSEUM A1301S ソニーモバイルコミュニケーションズ
* ケータイ新製品 SHOW CASE au A1301S ケータイWatch 2003年3月26日

これらの情報を参照することで、A1301Sの詳細なスペックや当時の評価を知ることができます。

もう一度検索