FOMA A2502 HIGH-SPEEDは、韓国のAnyDATA Net Inc.によって開発され、
NTTドコモから発売された、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)に対応したUSB接続型のFOMA端末です。
概要
この端末は、
NTTドコモと、当時の韓国の携帯電話事業者
KTF(現在のKT)が、コネクサス・モバイル・アライアンスの枠組みの中で共同調達した機種です。ドコモが販売したFOMA端末としては、初のUSB接続型端末であり、それまでのPCカード型データ通信端末と比較して、より手軽に高速データ通信を利用できる点が特徴でした。
対応通信形式
FOMA A2502 HIGH-SPEEDは、日本国内では
FOMAハイスピードに対応しており、下り最大7.2Mbps、上り最大384kbpsの通信速度を実現していました。
FOMAハイスピードエリア外では、送受信ともに最大384kbpsの速度で通信が可能です。さらに、海外ではW-CDMAネットワークを利用したローミングサービス(
WORLD WING)に対応しており、海外でのデータ通信も可能でした。
定額データプラン
本端末は、定額データプランに対応しており、パケット通信料を気にせず利用できるため、ヘビーユーザーにとって非常に利便性の高い端末でした。
仕様
通信速度
- - FOMAハイスピードエリア:下り最大7.2Mbps、上り最大384kbps
- - FOMAエリア:送受信最大384kbps
対応OS
- - Windows 7 (32bit/64bit)
- - Windows Vista (32bit/64bit) SP1, SP2動作確認済
- - Windows XP Professional SP2以降
- - Windows XP Home Edition SP2以降
- - Windows 2000 Professional SP4以降
- - Mac OS X 10.4.7 ~ 10.4.11
- - Mac OS X 10.5.0 ~ 10.5.6
- - Mac OS X 10.6.2 (32bit版)
対応エリア(日本国内)
歴史
関連項目
- - L-02A:バリューコースに対応した事実上の後継機種。
- - L-05A:L-02AのHSUPA対応版。
- - GL02P:イー・アクセス(現:ソフトバンク)から発売されたモバイルWi-Fiルータ。本製品の直接的な後継機種。
外部リンク