AIZUマウントエクスプレス

AIZUマウントエクスプレス

AIZUマウントエクスプレスは、魅力あふれる会津地域の風景を楽しむことができる快速列車です。この列車は、東武鉄道、野岩鉄道、会津鉄道及びJR東日本が共同で運行しており、鬼怒川温泉駅から会津若松駅間を結びます。特に、使用される車両・AT-700形及びAT-750形はきれいで快適な乗り心地を提供し、その愛称でも知られています。

概要

AIZUマウントエクスプレスは、もともとAT-600形及びAT-650形気動車に付けられた愛称であり、以前は列車名もそのままでした。しかし、現在ではこの愛称が統一され「AIZUマウントエクスプレス」として運行されています。このことにより、乗客はどの車両に乗っても同様のサービスを受けることができます。

運行概況

2022年3月のダイヤ改正により、会津若松駅と鬼怒川温泉駅間では1日1往復の運行が行われています。過去には東武日光駅への直通列車も存在しましたが、現在は廃止されています。土日には臨時列車が設定され、会津若松行きの列車が喜多方駅まで延長運転されることもあります。全ての車両は自由席であり、鬼怒川温泉駅では特急「きぬ」や「リバティきぬ」との接続があります。運行番号も付与されており、奇数が下り列車、偶数が上り列車を示しています。

停車駅

AIZUマウントエクスプレスは、鬼怒川温泉駅から会津若松駅まで1往復の運転を行っており、途中の停車駅は以下の通りです。

• - 東武鬼怒川線：鬼怒川温泉駅 - 新藤原駅間、全駅に停車
• - 野岩鉄道会津鬼怒川線：新藤原駅 - 会津高原尾瀬口駅間、男鹿高原駅は通過
• - 会津鉄道会津線：会津高原尾瀬口駅 - 西若松駅間、特定の駅が通過
• - 只見線：西若松駅 - 会津若松駅間、全駅に停車

また、喜多方駅まで運行される場合は、途中の塩川駅のみ停車します。

使用車両

現在の使用車両には、2006年から運行されているAT-600形とAT-650形、2009年から使用されているAT-700形とAT-750形があります。かつてはキハ8500系も使用されていましたが、2010年に運行が終了しました。

車内サービス

2010年からは2名のアテンダントが乗務し、沿線の観光案内や車内販売を行っています。さらに、車内Wi-Fiサービスも提供されており、乗客は快適にインターネットを利用できます。ただし、2018年3月にはアテンダントの乗務及び車内販売が終了し、サービスが簡素化されました。

沿革

この列車は2002年に初めて運行を開始し、当初は会津若松から会津田島までの間で運行されていました。以降、数回のダイヤ改正を経て、遂に現在の形になりました。特に、2013年のダイヤ改正でAIZU尾瀬エクスプレスが廃止されたことによって、現在の運行に集中することが可能になりました。近年にもダイヤ改正が行われており、その都度運行形態が見直されています。

AIZUマウントエクスプレスは、東北の自然の美しさを背景に、快適な旅を楽しむための素晴らしい選択肢です。

もう一度検索