BIGLOBE

BIGLOBE（ビッグローブ）について

BIGLOBEはビッグローブ株式会社が運営するインターネットサービスプロバイダーで、主に日本国内で広く利用されています。インターネット接続だけでなく、ポータルサイトやクラウドホスティングなど、広範なインフラサービスを提供しています。この名称は、「大きな地球」を意味する"BIG"と"GLOBE"を組み合わせた造語です。シンボルマークは「水の惑星」で、親しみを込めて「びっぷる」と呼ばれることもあります。

歴史と沿革

設立とサービス開始

1996年7月24日、日本電気（NEC）が運営していたインターネットサービスプロバイダー「mesh」、パソコン通信サービス「PC-VAN」、およびコンテンツ配信サービス「Cyber Plaza」を統合し、BIGLOBEのサービスを開始しました。1999年には既存の「mesh」および「PC-VAN」会員がBIGLOBEに移行されました。

企業の独立

2006年7月、NECの一部門であったBIGLOBE事業本部が独立し、NECビッグローブ株式会社となりましたが、NECが引き続き筆頭株主として関連を保っていました。2007年の時点では、会員数は1,663万人を記録し、日本国内でのFTTH（光ファイバー）インターネットサービスで2位の座を保持していました。しかし、その後は競合他社の台頭により順位が変動しました。

株式の売却と新体制

2014年、NECはBIGLOBEの全株式を日本産業パートナーズに売却。その結果、同年4月1日には社名を「ビッグローブ」に変更し、NECグループから独立しました。さらに、2016年にKDDIが BIGLOBEを完全子会社化し、現在はKDDIのグループ企業として運営されています。

提供するサービス

インターネット接続

BIGLOBEはFTTHやモバイル通信のサービスを提供しており、特に光ファイバーサービスが人気です。また、仮想移動体通信事業者（MVNO）としても、NTTドコモのネットワークを利用し、高速モバイルデータ通信サービス「BIGLOBE mobile」を展開しています。これにより、高速なインターネット接続を提供し、ユーザーの多様なニーズに応えています。

コンテンツサービス

過去には様々なコンテンツサービスを展開しており、2004年にはブログサービス「ウェブリブログ」をスタートさせました。また、動画配信サービスやオリジナルアニメの制作・配信など、独自のコンテンツを供給していましたが、2014年にはアニメ事業から撤退しました。

特徴的なプラン

BIGLOBEはユーザーに柔軟なプランを提供しており、さまざまな料金プランが用意されています。例えば、デイタイムプランやスタンダードプランなど、利用スタイルに応じた選択肢を提供しています。また、エンタメフリー・オプションを導入し、特定の動画配信サービスや音楽ストリーミングサービスのデータ量がカウントされない特典もあります。

まとめ

BIGLOBEは日本国内で多様なインターネットサービスを提供しているプロバイダーであり、ユーザーからの支持を集めてきました。歴史を通じて様々な変化を経て、現在も進化を続けています。今後の展開に期待が寄せられる企業の一つです。

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