CMパンク

CMパンクについて

CMパンク（本名：フィリップ・ブルックス）は1978年10月26日生まれ、アメリカ・イリノイ州シカゴ出身のプロレスラーおよび総合格闘家です。彼は「ストレート・エッジ」と呼ばれる禁欲主義の信奉者であり、この信念を体現するために手の甲に×印を描くなど、リング上でのキャラクターに反映させています。CMパンクのファイトスタイルには、日本のプロレスラーに影響を受けた多様な技が含まれており、その独自性が彼の魅力です。

来歴

2006年以前

CMパンクは、20歳を過ぎた頃にバックヤードレスリングでプロレスキャリアをスタートしました。その後インディー団体で頭角を現し、WWEにおいても才能を発揮しました。最初のリングネームは「Chick Magnets」であり、これを略して現在の名前が生まれました。WWEに入団後、彼は特にECWでの活躍で名を馳せ、デビュー戦ではジャスティン・クレディブルに勝利。次第にECW王座に挑戦し、名実ともにトップレスラーへと成長していきました。

2007年から2009年

2007年にはロイヤルランブルにも出場し、その後WrestleMania 23のマネー・イン・ザ・バンク・ラダー・マッチに参加。しかし、最初のタイトル獲得は2009年9月のECW王座になりました。彼はその後、トリプルクラウンを達成し、IC王座や世界ヘビー級王座など多くのタイトルを手にします。特に2008年には、レッスルマニアXXIVでのマネー・イン・ザ・バンク・ラダー・マッチで優勝し、新たな地位を確立します。

2010年から2012年

年が明けてもCMパンクの活躍は続きましたが、禁欲主義のキャラクターをさらに強調するプロモーションを展開。その後、レイ・ミステリオなどのレスラーとも抗争を繰り広げました。特に、2011年5月の演説でWWEの体制を批判し、ファンの注目を集めることになります。この発言が契機となり、CMパンクはWWE王座を獲得し、同時に苛烈な抗争に巻き込まれました。

2013年から2014年

2013年にはロックとの抗争や、ジ・アンダーテイカーへの挑戦を経て、王座保持期間434日を記録しました。しかし、2014年の退団発表により、彼はWWEとの関係に終止符を打ちました。

UFCおよびAEWへの移行

その後、CMパンクはUFCへの挑戦を決意し、初めての試合では敗北を喫します。また、AEWにも移籍し、2021年には復帰を果たして多くのファンの前で試合を行いました。彼の帰還は大きな話題となり、長年の支持者たちにとって感動的な瞬間でした。2023年には再びWWEに戻り、プロレスの舞台での活動を続けています。

得意技

CMパンクは多彩な技を操るレスラーであり、日本のレスラーから影響を受けた技術を積極的に取り入れています。フィニッシュホールドである「GTS」は、ファイヤーマンズキャリーから相手の顎にニーリフトを決める技で、特に多くのファンに愛されています。また、アナコンダバイスやペプシ・プランジなども使用し、非常に多彩な持ち技を誇ります。

タイトル歴

CMパンクはWWE王座を獲得したことがあるほか、AEW世界王座も受賞しています。彼の戦績は圧倒的で多くのファンに支持されてきました。彼の存在は、現代プロレス界における重要な影響を与えており、今後も注目されています。

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