Celebration (小泉今日子のアルバム)

ベストアルバム『Celebration』の紹介

1984年12月5日、小泉今日子による初のベストアルバム『Celebration』がビクター音楽産業から発売されました。このアルバムは、LP、CD、カセットテープの3形式が同時にリリースされたことが特徴で、アルバムの規格品番はLPがSJX-30249、カセットがVCH-10270、CDも同様にSJX-30249となっています。

アルバムの特長

『Celebration』は、これまでにリリースされたカセット限定販売の「SUPER BEST THANK YOU KYOKO」や、CD限定の『Absolute Best For CD』とは異なり、様々なフォーマットで同時に楽しめる初めてのベスト盤です。特にLPの初回版とプロモーション盤は、クリアレッドのカラーレコードというユニークな仕様が施され、コレクター心をくすぐります。

このアルバムには、小泉名義のシングル曲が10曲、あんみつ姫名義のシングルが1曲、新たに録音された楽曲が1曲収録されており、合計12曲が収められています。収録された曲は、1982年3月にリリースされたデビュー曲「私の16才」から1984年9月の「ヤマトナデシコ七変化」までのシングルが時系列に並んでいます。ただし、アルバムタイトル曲の「Celebration」は最初に収録されています。

「Celebration」はラッツ&スターがプロデュースを手がけており、田代マサシによる作詞、鈴木雅之の作曲・編曲が施されています。この楽曲は、オリコンチャートで週間4位を獲得し、セールスも40万枚に達するというヒットを記録しました。また、1984年のオリコン年間チャートでは17位にランクインし、その人気を証明しています。

収録曲の詳細

アルバムには、以下の曲が収録されています。

1. Celebration － アルバムのタイトル曲で、唯一のオリジナル曲です。
2. 私の16才 － 初のシングルA面曲で、原曲は1979年に森まどかがリリースした「ねぇ・ねぇ・ねぇ」です。
3. 素敵なラブリーボーイ － 2ndシングルA面曲で、原曲は1975年に林寛子が歌った同名曲です。
4. ひとり街角 － 3rdシングルA面曲です。
5. 春風の誘惑 － 4thシングルA面曲です。
6. まっ赤な女の子 － 5thシングルA面曲です。
7. 半分少女 － 6thシングルA面曲です。
8. 艶姿ナミダ娘 － 7thシングルA面曲です。
9. クライマックス御一緒に － あんみつ姫名義の8thシングルA面曲です。
10. 渚のはいから人魚 － 9thシングルA面曲です。
11. 迷宮のアンドローラ － 10thシングルA面曲です。
12. ヤマトナデシコ七変化 － 11thシングルA面曲です。

結論

『Celebration』は、小泉今日子の音楽キャリアの重要な一歩を示す作品であり、当時のシングル曲の数々を収めていることから、多くのリスナーにとって愛されるアルバムとなりました。彼女の魅力を再確認できるこのベストアルバムは、音楽ファンには欠かせないコレクションの一つです。小泉の音楽の進化を楽しみながら、名曲の数々を堪能することができるでしょう。

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