D506i

mova D506i (ムーバ・ディー ごー まる ろく アイ) の解説

mova D506iは、[三菱電機]]によって開発され、NTTドコモから発売された第二世代携帯電話][[端末です。同時期に発売されたF506iと共に、当時の携帯電話市場に新たな風を吹き込みました。

概要

D506iは、D505iSのメインディスプレイを継承しつつ、サブディスプレイを1.5インチに大型化しました。このサブディスプレイでは、カレンダーや受信メール、マイピクチャに保存した画像などを表示することができ、利便性が向上しています。解像度はQQVGAのままですが、表示できる情報量の増加は、ユーザーエクスペリエンスの向上に大きく貢献しました。

カメラにはレンズカバーが付き、あらかじめ登録した音声でシャッターを切ることができる音声シャッター機能が搭載されました。これにより、自撮りや集合写真などがより便利に撮影できるようになりました。また、最大174分記録可能なボイスレコーダー機能も新たに搭載され、ビジネスシーンや日常でのメモなどに役立ちました。

さらに、ヘルプ機能やシンプルメニューが用意されており、携帯電話の操作に不慣れなユーザーでも扱いやすくなっています。文字入力にはATOKが採用されており、連想変換に対応したことで、よりスムーズなテキスト入力が可能となりました。

搭載アプリ

iアプリには、「iアニメっちゃメーラーDX」、「どこでもチョコボ3倒せ！虹色大魔王編」、「BATTLE GEAR D」、「格闘遊技」、「ウゴクフォトミラクル」、「珍さんのTVリモコン」といった多様なアプリが搭載されていました。これらのアプリは、ユーザーにエンターテイメント性を提供し、携帯電話の利用をより楽しいものにしました。

海外展開

D506iをベースにしたGSM端末M900は、欧州などで販売されました。このことから、D506iの技術が海外でも評価されていたことが分かります。

沿革

2004年4月27日: N506i・F506iと同時にドコモより発表。
2004年5月19日: 発売開始。
2012年3月31日: movaサービス終了に伴い、この日をもって利用終了。

関連端末

D505iS
D900i

外部リンク

ケータイ新製品SHOW CASE NTTドコモ D506i
ケータイ Watch UI変更で使い勝手が向上した「D506i」
ITmedia +D Mobile “架け橋”としての「506i」


mova D506iは、当時の携帯電話のトレンドを反映しつつ、独自の機能やデザインを取り入れた革新的な端末でした。特に、サブディスプレイの大型化や音声シャッター機能などは、その後の携帯電話の進化に大きな影響を与えました。現在では使用できなくなってしまいましたが、その革新性は、携帯電話の歴史にその名を刻んでいます。

もう一度検索