D505i

mova D505i (ムーバ・ディー ごー まる ごー アイ) について

mova D505iは、[2003年]]に三菱電機から発売されたNTTドコモの第二世代携帯電話][[端末です。505iシリーズの中で最も早く市場に投入され、ドコモ初となるQVGA液晶ディスプレイを搭載したモデルとして注目を集めました。

主な特徴

ディスプレイ: メインとサブの両方に、半透過反射型MD-TFD液晶を採用。これにより、明るい場所でも見やすい表示を実現しました。
カメラ: ドコモ初のメガピクセル出力に対応したカメラを搭載。スーパーCCDハニカム約63万画素で撮影し、約123万画素の画像として出力可能です。
スピンアイ: 本体を閉じるとカメラが外側を向き、開くとサブディスプレイ用の内側を向くという独特な構造を採用。これにより、風景撮影時は常に本体を閉じた状態で、サブディスプレイを見ながら撮影する必要がありました。動画撮影機能とサブカメラは搭載されていません。
着信メロディ: 48和音に対応し、高音質な着信音を楽しめました。
フォント: QVGA液晶の美しさを活かした明朝体のようなフォントを採用。
外部メモリ: メモリースティックDuoに対応。ドコモ発表では128MBまで利用可能でしたが、それ以上の容量は保証対象外でした。
iアプリ: 「Dimo i絵文字メール」や「珍さんのTVリモコン」などのiアプリを搭載。504iシリーズから拡張された230KBのiアプリDXに対応しました。

スピンアイ機構

「スピンアイ」は、三菱電機が商標登録している独自のカメラ機構です（商標登録番号 第4714972号）。
この機構により、端末を開閉するだけでカメラの向きを切り替えることができ、自撮りや風景撮影をスムーズに行うことができました。

505iシリーズ共通の特徴

505iシリーズは、QVGA液晶とメガピクセルカメラを搭載していることが共通の特徴です。
iアプリは、504i相当を拡張した230KB仕様のiアプリDXになり、より高度なアプリケーションが利用可能となりました。

特別モデル

NTTドコモ関西では、ジュエリーブランド「4℃」とコラボレーションした「PREMIUM EDITION D505i aqua blue」が、地域限定で販売されました。このモデルは、特別なカラーリングが施されており、人気を博しました。

テレビCM

俳優の金城武が出演したテレビCMでは、横撮りを強調した映像が印象的でした。
CMには、三菱自動車の車も多数登場しました。

歴史

2003年2月7日: 電気通信端末機器審査協会による技術基準適合認定の設計認証を取得。
2003年2月10日: テレコムエンジニアリングセンターによる技術基準適合証明の工事設計認証を取得。
2003年4月6日: ドコモよりN505i、F505i、P505i、SH505i、SO505iと共に発表。
2003年5月23日: 発売開始。
2003年6月4日: 「通知不可能着信時」や「相手表示設定・メール着信」の確認画面で、実際の設定と異なる表示がされる不具合が発表され、ソフトウェアの書き換えで対応されました。
2003年8月1日: ジュエリーブランド「4℃」とのコラボレーションモデルを関西地区限定で発売。
2012年3月31日: movaサービス終了に伴い、使用不可となりました。

関連項目

D504i
D505iS

外部リンク

+D Mobile これが世界初のメガピクセル携帯「D505i」だ！ ITmedia 2003年4月5日
ケータイ新製品 SHOW CASE NTTドコモ D505i ケータイWatch 2003年5月23日
+D Mobile 「D505i」のメニュー表示に間違い～ソフト書き換えで対処も ITmedia 2003年6月4日
+D Mobile 関西限定、アクアブルーの「D505i」～4℃とコラボ ITmedia 2003年7月22日

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