DUBFORCE

DUBFORCE 概要

DUBFORCE（ダブフォース）は、日本のダブバンドで、2015年に設立されました。バンドの核となるメンバーは、屋敷豪太、増井朗人、DUB MASTER Xの3人であり、彼らは以前MUTE BEATのメンバーとして活躍していました。

経歴

DUBFORCEは、2015年3月に行われたチャリティイベント「Asamoto Lovers Aid」を契機に結成されました。このイベントでは、音楽を通じて社会貢献をすることが目的とされ、多くのアーティストが参加しました。設立後、2016年3月にはラッパーのいとうせいこうが新たに加入し、バンドの音楽的深みを増すこととなりました。2016年11月には5曲入りのシングル『DUBFORCE』をリリースし、その後も精力的に音楽活動を続けます。

2018年には、7インチEP『LIAR DUB / 光り出しそうだ』を発売し、同年の7月10日には、渋谷クラブクアトロの30周年を祝うライブに出演しました。この際には、こだま和文やオープンリール・アンサンブルの和田永をゲストに迎えました。音楽活動はますます盛んになり、2019年8月には初のアナログLP『DUBFORCE』をリリース。さらに9月には、柴田聡子をフィーチャーした安室奈美恵の楽曲カバーEP『BABY DON’T CRY / HOPE DUB』も発表しました。

2021年3月には、DUBFORCEから派生したダブ・ポエトリー・ユニット「いとうせいこう is the poet」が1stアルバム『ITP 1』を発表しています。

メンバー紹介

DUBFORCEのメンバーは多様なバックグラウンドを持つ音楽家たちで構成されており、それぞれが独自の音色を持ち寄っています。

• - 屋敷豪太（やしき ごうた、1962年生まれ）：ドラムス。元MUTE BEATやSimply Redのドラマーとして知られる。
• - 増井朗人（ますい あきひと、1963年生まれ）：トロンボーン。THE MANにも参加し、MUTE BEATやKEMURIでの経験が豊富。
• - DUB MASTER X（ダブ・マスター・エックス、1963年生まれ）：ミキシング担当。本名は宮崎泉で、DUBエンジニアとしても名高い。
• - いとうせいこう（1961年生まれ）：作詞家・ポエトリーリーダー。ラッパーとしても活動し、2016年に正式に加入。
• - Watusi（ワツシ）：ベース。COLDFEETのメンバーで、多方面で活躍している。
• - 會田茂一（あいだ しげかず、1968年生まれ）：ギター。数々のバンドで活動しています。
• - 龍山一平（たつやま いっぺい、1974年生まれ）：キーボード。多様なプロジェクトに参加し、サポートを行っています。
• - コバヤシケン：サクソフォーン。KEMURIのメンバーとして知られます。
• - SAKI（サキ）：トランペット。オレスカバンドに所属しています。

音楽活動とディスコグラフィ

DUBFORCEはその音楽スタイルだけでなく、他アーティストとのコラボレーションにも取り組んでいます。2015年には宮沢和史の楽曲「風になりたい 〜with Ska Lovers〜」に参加し、2017年にはMONDO GROSSOの「ラビリンス (DUBFORCE Mix)」をリミックスしました。演奏活動も非常に活発で、GREENROOM FESTIVALやいとうせいこうフェス、ワールド・ハピネスなどのイベントにも出演しています。

DUBFORCEは、バンドとしての個性を大切にしながらも、ポジティブなメッセージを求め続けている音楽集団です。今後の展開が非常に楽しみです。

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