EZチャンネルプラス

EZチャンネルプラスは、KDDIと沖縄セルラー電話がauブランドで展開していた、携帯電話向けの動画コンテンツ配信サービスです。このサービスは、BCMCS（Broadcast Multicast Service）という技術を利用していました。

概要

2006年9月に、従来のEZチャンネルを改良したサービスとして開始されました。情報料は無料でしたが、月額315円（税込）の通信料が発生しました。ただし、この通信料はパケット定額サービスの上限額に含まれるため、高額な請求になる心配は比較的少なかったと言えます。深夜から早朝にかけての自動受信で発生する通信料はこの月額料金のみでしたが、ユーザーが手動で受信した場合は別途パケット通信料が発生しました。サービス開始当初は、2006年12月末まで月額通信料が無料になるキャンペーンも実施されていました。

利用にあたっては、パケット定額サービス（「ダブル定額」または「ダブル定額ライト」）への加入が必須でした。これにより、ユーザーは通信料を気にすることなく動画コンテンツを楽しむことができました。

動画フォーマットに関しては、従来のEZチャンネルがMPEG-4を採用していたのに対し、EZチャンネルプラスではより高画質のH.264を採用していました。これにより、より鮮明で高品質な動画視聴が可能になりました。1番組あたりの容量は最大5MBで、最長約10分の動画を配信することができました。端末に登録できる番組数に上限は設けられていませんでしたが、新しい番組がダウンロードされると古い番組は自動的に上書きされました。また、番組ごとに保存期間が設定されていたため、過去のデータを保存しておくことはできませんでした。

スマートフォンの普及やWi-Fi環境の整備が進むにつれて、EZチャンネルプラスの役割は徐々に変化していきました。そして、2012年5月31日をもってサービスは終了し、auスマートパス内の「ビデオパス」に移行しました。その後、「ビデオパス」は、2019年にテレビ朝日との合弁会社が発足したことに伴い、2020年4月7日からはサービス名称を「TELASA」に変更しています。

配信番組

(配信番組に関する詳細な情報は、元の情報には記載されていませんでした。)

対応機種

対応機種については、以下のウェブアーカイブに一覧が掲載されています。

対応機種一覧 - ウェイバックマシン（2009年7月8日アーカイブ分）

脚注

(元の情報には脚注に関する具体的な記載はありませんでした。)

関連項目

EZチャンネル
EZニュースフラッシュ
LISMO Video
TELASA
BeeTV
GYAO!（旧・Yahoo!動画）

外部リンク

EZチャンネルプラス - ウェイバックマシン（2008年4月21日アーカイブ分）
EZチャンネルプラス - KDDI用語集

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