EZニュースフラッシュ

EZニュースフラッシュとは

EZニュースフラッシュは、KDDIと沖縄セルラー電話がauブランドで展開していた情報配信サービスです。BCMCS技術を利用し、携帯電話の待受画面に最新のニュースや天気予報などをテロップやウィンドウで表示していました。ユーザーは、テロップをクリックすることで専用アプリを起動し、記事一覧を閲覧することができました。

サービスの特徴

• - 自動更新と手動更新: 自動更新の場合は通信料が無料でしたが、手動で更新を行う場合は通信料が発生しました。コンテンツ自体の情報料は無料でした。
• - 配信エリア: 「最大2.4Mbps、または最大3.1Mbpsでのデータ通信（マルチキャスト通信）が可能なエリア」でのみ自動更新が可能でした。
• - 更新頻度: 自動更新は、特定の時間帯（6:40、7:40、9:40、11:10、13:40、15:10、17:40、20:10、23:40）に実施されていました。以前は、毎時10分と午前0時40分に配信されていました。
• - EZニュースEX: 2009年6月11日からは、KDDI、朝日新聞社、テレビ朝日の3社提携による有料サービス「EZニュースEX」が開始されましたが、EZニュースフラッシュと同日にサービスを終了しました。

コンテンツ

EZニュースフラッシュでは、以下のコンテンツが提供されていました。

• - ニュース: 朝日新聞社、日刊スポーツ新聞社が情報を提供。
• - 天気: ウェザーニューズが情報を提供。
• - 占い: タイトーが情報を提供。
• - 今日のトピックス: 項目別に接続料が発生。
• - au one My Page更新情報: 配信設定が必要。
• - EZニュースフラッシュ増刊号: 2008年6月18日よりスタート。一部速報コンテンツを除き、ウェブ配信のためパケット料金が発生しました。

対応機種

簡単ケータイ W62PTおよびmamorino（KYY01）、スマートフォンのE30HTを除くW5Xシリーズ以降のCDMA 1X WINシリーズが対応していました。

• - W43CA
• - W43H/H II
• - W44S
• - DRAPE (W46T)
• - W47T

沿革

• - 2006年9月1日: サービス開始。
• - 2007年2月17日: 利用者が100万人を突破。
• - 2008年3月18日: 利用者数が1000万人を突破。
• - 2019年12月16日: サービス終了。

同業他社の類似サービス

• - iチャネル (NTT docomo): 日本テレビ放送網がニュースを配信。
• - S!速報ニュース（SoftBank 3G端末）: 読売新聞がニュースを配信。
• - ステーション（SoftBank 2G・2.5端末）: 唯一、端末位置情報を利用。朝日新聞がニュースを配信。2010年3月末にサービス終了。

まとめ

EZニュースフラッシュは、auユーザーにとって手軽に最新情報を入手できる便利なサービスでした。無料での自動更新や、多様なコンテンツ提供が特徴でしたが、技術の進化やニーズの変化に伴い、サービスを終了しました。しかし、その利便性は、今日のスマートフォンにおける情報配信サービスの先駆けとも言えるでしょう。

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