F706i

FOMA F706i

FOMA F706iは、富士通によって開発され、NTTドコモから発売された第三世代携帯電話（FOMA）端末です。

概要

F706iは、F703i、F704i、F705iの後継機種として、IPX5/IPX7相当の防水性能を備えています。形状は回転2軸式を採用しており、NTTドコモの防水携帯電話として初めてワンセグとフルブラウザを搭載しました。

背面に特徴があり、前機種と同様に37セグメントのフローティングサインに加え、6灯の白色LEDと3色のLEDで構成されるフローティングイルミが配置されています。開閉時のイルミネーションパターンは70種類に増え、さらに多彩な表現が可能になりました。

また、F705iにも搭載されていた、スーパーはっきりボイスとはっきりマイクも引き続き採用されており、通話品質の向上にも貢献しています。

ドコモの新ロゴマークをつけた機種としては、SH906iTVとともに最初に発売された機種の一つです。FOMAの型番ルールがこの年の秋冬モデルから一新されたため、従来の型番で新ロゴを付けたのはF706iとSH906iTVのみとなりました。これにより、FOMAの型番体系において重要な転換点となる機種です。

歴史

F706iは、2008年4月15日に電気通信端末機器審査協会（JATE）を通過し、5月27日に開発発表、6月20日に発売が開始されました。しかし、同年10月28日には、ソフトウェアの不具合が報告され、ソフトウェアアップデートが実施されることとなりました。

メーカーによる宣伝

テレビCMには、前モデルのF705iに引き続き、木村拓哉が出演しました。プールサイドでワンセグを視聴する様子を描いており、ワンセグ機能が搭載されたことを強くアピールする内容となっています。これにより、F706iの目玉機能であるワンセグ機能の認知度向上に大きく貢献しました。

不具合

2008年10月28日に、以下の不具合が報告され、ソフトウェアアップデートにより対応が行われました。

1. 2タッチ入力を設定して文字入力を行うと、電源が切れ、再起動してしまう場合がある。
2. microSDカードに保存した音楽をデジタルオーディオプレーヤーで再生すると音飛びが発生する場合がある。

これらの不具合は、ソフトウェアアップデートによって解消され、ユーザーは安心してF706iを利用できることになりました。

関連項目

F705i
F906i
F-01A
F-02A
F-04A

外部リンク

富士通 - 携帯電話 F706i

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