F705i

FOMA F705iは、富士通によって開発されたNTTドコモの第三世代携帯電話（FOMA）端末です。

概要

F703iやF704iに引き続き、IPX5/IPX7相当の防水性能を備えています。防水性を高めるため、充電端子とイヤホン用端子を統合し、開口部を減らす設計が採用されました。先代モデルからの薄型化のため、ステンレス素材を樹脂でコーティングしたハイブリッド構造をF70xiシリーズで初めて導入。さらに、ディスプレイ、スピーカー、マイクなどには、開発時点で最も薄い部品を使用することで、前モデルより4.1mm薄い13.7mmを実現し、2007年12月17日時点で防水携帯電話としては世界最薄を達成しました。

メインディスプレイには2.7インチのフルワイドQVGA液晶を採用。何も表示されていないケータイの表面から浮かび上がるフローティングサインは、LEDの数が前機種の28セグメントから37セグメントに増加し、より鮮明になりました。また、音楽聴き放題の「うた・ホーダイ」や、1つの電話番号で2つの電話番号を使い分けることができる「2in1」サービスにも対応しました。

音楽機能も充実しており、Windows Media Audio（WMA）形式の音楽ファイルの再生に対応。デジタル著作権管理（DRM）にも対応しているため、Napsterなどの有料音楽配信サイトの利用も可能です。外部メモリーにはmicroSD（2GBまで・ドコモ発表）に対応。カメラ機能は有効約130万画素のCMOSカメラに静止画手ぶれ補正を搭載しています。ただし、サブカメラは非搭載のため、テレビ電話で自分の顔を送信することはできません。その他、同日に発表されたF905iと同様に、同社のFOMAらくらくホンIIIなどにも搭載されている「スーパーはっきりボイス」「はっきりマイク」機能が搭載されています。

iアプリは、「ケータイ脳力ストレッチング2」「ZOOKEEPER DX F」「パターンクリエーター」「地図アプリ」「Gガイド番組表リモコン」「iアプリバンキング」「楽オク出品アプリ2」「DCMXクレジットアプリ」「iD設定アプリ」などがプリインストールされています。

※BモードのメールはWebメールとなります。

メーカーによる宣伝

テレビコマーシャル及びカタログには、前モデルのF704iに引き続き木村拓哉が出演。街中で水をかけられるシーンを通じて、防水性能をアピールしています。販売当初は、木村拓哉が出演しないCMも放映され、タイルに置かれた端末に水がかかる様子が映し出され、こちらも防水性能を強調する内容となっています。

不具合

2009年1月20日現在、NTTドコモ及び富士通から不具合に関する発表はありません。

歴史

2007年11月1日 - D905i・D705i・D705iμ・F905i・F705i・N905i・N905iμ・N705i・N705iμ・P905i・P905iTV・P705i・P705iμ・PROSOLID μ・SH905i・SH905iTV・SH705i・SO905i・SO905iCS・SO705i・L705i・L705iX・NM705iの開発が発表。
2007年11月5日 - 電気通信端末機器審査協会（JATE）通過。
2007年11月7日 - 技術基準適合証明（TELEC）通過。
2008年1月10日 - 報道関係者向けの内覧会で実機を公開。
2008年1月22日 - 発売開始。

関連項目

F706i
F905i
F704i
F801i - 本機種がベースとなっている子供向け機種

外部リンク

富士通 - 携帯電話 F705i

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