ARROWS Z FJL22について
ARROWS Z FJL22は、
富士通の
携帯電話ブランド、現・FCNTが日本国内向けに製造した
スマートフォンです。
KDDIや沖縄セルラーが提供するauブランドに対応しており、第3世代及び4G LTEに対応するデバイスです。この端末は、ISW13Fの実質的な後継機種として位置づけられ、発表から約1年の間に登場しました。
特徴と機能
ARROWS Z FJL22の大きな特長の一つは、LTEと
Wi-Fiの同時通信が可能な点です。この機能により、どちらかの電波が不安定な時には、より安定した方に自動で接続を切り替えることができ、ストレスのない通信環境を提供します。また、画像ファイルとテキストファイルを異なる回線でダウンロードすることができ、表示が途切れることなくスムーズにインターネットを楽しむことができます。ただし、この同時通信機能はau向けの独自性があります。
デザイン面も洗練されており、ARROWSシリーズの特長である指紋センサーが従来の四角形から丸型に変更され、指に自然にフィットする形状になりました。また、バッテリー容量は2600mAhと多めで、付属の卓上ホルダーやACアダプタを使うことで、約10分で30%の充電が可能です。さらに、卓上ホルダーのアタッチメントを取り外せば、本体にカバーを装着した状態での充電も行えます。
メインディスプレイは5.0インチで、RAMを搭載しているため、一時的に画面データを保存することで静止画面時の消費電力を抑えることができます。これにより、長時間に渡る使用が可能となり、ユーザーにとってストレスフリーな体験を実現しています。
本端末のキャッチコピーは「感動の電池持ちと超急速充電。LTEと
Wi-Fiの同時通信で快適ブラウジング。ストレスフリーな使い心地」です。
アプリと機能
ARROWS Z FJL22には、PC向けのWebブラウザが標準で搭載されていますが、携帯向けサイト(EZWeb)は他の
スマートフォンやPCと同様に閲覧できません。
アップデートと不具合
この
スマートフォンは発売以降、いくつかのアップデートが行われています。
2014年1月14日のアップデートでは、スリープ画面で電源キーを押しても画面が点灯しない不具合が修正されました。その後の
2014年4月17日には、電源キーを押した際に画面が点灯するまでに時間がかかる問題が報告されました。また、「ギャラリー」アプリにおいて、一部の写真が表示されないという不具合も指摘されていました。
歴史
ARROWS Z FJL22は、
2013年10月2日に
KDDI及び
富士通モバイルコミュニケーションズから公式に発表され、その後
10月22日に連邦通信委員会を通過しました。そして、
11月22日から全国的に発売が開始されました。しかしながら、
2022年3月31日にはCDMA 1X WIN(au 3G)のサービスが終了し、それ以降は
Wi-Fiおよび4Gサービスによるデータ通信透過となりました。
関連項目
- - 富士通モバイルコミュニケーションズ
- - ARROWS
- - ARROWS Z ISW13F(先代機種)
- - ARROWS Tab FJT21
- - ARROWS NX F-01F(NTTドコモ向けの兄弟機種)
- - ARROWS A 301F(ソフトバンク向けの兄弟機種)
詳しい情報は公式サイトにて確認することができます。