HIROKO (格闘家)

HIROKOのプロフィール

HIROKO（ひろこ）は、1978年10月24日生まれの日本の元女性総合格闘家です。千葉県の木更津市で生まれた彼女は、異色のキャリアを持ち、総合格闘技の舞台で数々の成果を残しました。

来歴

総合格闘技の経験はほとんどありませんでしたが、藪下めぐみと高橋洋子に師事することでトレーニングを開始しました。その結果、2006年11月29日に東京・後楽園ホールで行われたスマックガールの大会でプロデビューを果たします。デビュー戦では、キックボクサーの村上リエと対戦し、3-0の判定で勝利を収め、見事なスタートを切りました。

その後も順調に勝ち進み、2007年3月11日にはスマックガール無差別級トーナメントの準決勝で女子プロレスラーの唯我を相手に3-0で勝利。5月19日にはトーナメント決勝で武田美智子を僅差の2-1で下し、同日の無差別級王者へ挑戦する権利を得ました。

9月6日には恩師の高橋洋子との対戦が実現し、再び3-0の判定で勝ち、これが彼女の無敗記録を4試合に伸ばし、SMACKGIRL無差別級の4代目王者に輝きました。

ただし、2007年11月に所属する巴組が活動停止すると、HIROKOはフリーとして活動を始めます。2008年2月20日には自身のチーム「B CREW」を立ち上げ、さらなる挑戦を続けました。4月のWORLD ReMix TOURNAMENTでは急遽出場しましたが、赤野仁美に敗北し、プロとして初の敗戦を喫しました。

しかし、2008年11月のJEWELS旗揚げ戦で超弁慶との対戦に勝利し、2009年には武田美智子との再戦でTKO勝ちを収めるなど、徐々に勢いを取り戻しました。

2010年には、再び注目を浴びる試合が続き、Girls S-cupでの試合でサンディ・ファーナーと対戦し、勝利を獲得。その後、JEWELS 11th RINGでモーリー・ヘイゼルと対戦し、見事なTKO勝ちをおさめました。

海外進出と引退

2011年7月には、JEWELS 15th RINGでエスイと対戦し、腕ひしぎ十字固めで勝利。しかし、同年12月にはStrikeforceでクリスチャン・サイボーグと対戦し、1R開始からわずか16秒でTKO負けを喫しました。この試合はその後、サイボーグのドーピング規定違反により試合内容が無効とされました。

2012年にはジャーメイン・デ・ランダミーと対戦し再び判定負けを喫したものの、その後も精力的に戦いを続けました。最終的に2013年8月6日には、自身のブログで7月31日をもって引退することを発表し、格闘技界から一線を退きました。

戦績

HIROKOは多くの試合を通じて、多様なルールのもとで戦い、短期間で多くの経験を積み重ねました。彼女の戦績はアマチュア格闘技やグラップリングなども含まれ、多岐にわたります。

獲得タイトル

• - スーパーギャルズミックス杯 無差別級トーナメント優勝（2007年）
• - 第4代SMACKGIRL無差別級女王（2007年）

HIROKOは、その多彩な前職や挑戦し続けた格闘技人生により、多くのファンに愛された選手でした。彼女の活躍は、今後も多くの後進の格闘家に影響を与えていくことでしょう。

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