INFOBAR C01

INFOBAR C01 (いんふぉばー しーぜろいち)

INFOBAR C01は、シャープによって日本国内向けに設計された、KDDIおよび沖縄セルラー電話が提供するテンキー付きストレート型スマートフォンです。このモデルは、CDMA 1X WINに対応しており、製造型番はSHX12、メーカー型番はAF30です。

概要

この機種はiidaブランドのスマートフォンとしては2台目にあたります。前モデルであるINFOBAR A01（SHX11）のテンキーボード搭載版ですが、十字キーを省き、通話や文字入力はタッチパネルを利用する設計になっています。「C」という名称はClassicの略です。INFOBAR A01と同様にiida UIを採用し、今回はロック解除画面でのフリック操作による機能呼び出しのショートカットが追加されました。ただし、このモデルからはiidaロゴの表示が端末本体、スタートアップ画面、パッケージ、取扱説明書から削除されています。

沿革

2012年1月7日には連邦通信委員会（FCC）の認証を受け、1月16日にKDDIから公式発表されました。同年2月3日に全国で発売され、最初のケータイアップデートは3月5日に行われました。その後、4月と7月にもアップデートが実施され、機能改善が図られました。2013年の2月には東北・九州地区を除いて販売が終了し、4月にはその地区でも販売が終了しました。

プリインストールアプリ

INFOBAR C01は、PC向けWebブラウザが標準装備されており、通常の携帯向けサイト（EZWeb）は他のスマートフォンやPCと同様に閲覧できない設定になっています。また、安心セキュリティパックにもフル対応しています。

ケータイアップデート

最初のアップデートではインターネット地図サイトに接続する際の表示ちらつきや動作の改善が行われました。次のアップデートでは絵文字のスクロール問題が解消され、3回目のアップデートでWi-Fi接続の品質向上と、非対応のメモリカード使用時のデータ破損現象の改善が図られました。ただし、アップデート適用後もmicroSDXCメモリーカードには非対応のままです。さらに、SMS（Cメール）受信時の表示不具合の改善も含まれています。

関連項目

INFOBAR C01は、シャープ製のスマートフォンとして多くの関連製品と繋がりがあります。例えば、AQUOS PHONE IS14SH（SHI14）は本機種のベースとなった端末であり、Huawei製のsmart bar S42HWも同じテンキーストレート型スマートフォンとして位置づけられています。他にもau design projectのINFOBAR（A5307ST）やINFOBAR2（W55SA）など、多くの関連機種が存在します。

さらに、このシリーズのプロダクトデザインを担当した深澤直人や、iida UIのデザインを担当した中村勇吾の存在も大きいです。INFOBAR C01は、これらの要素が組み合わさった製品であり、当時のユーザーに新たな体験を提供しました。

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