JEWELS 11th RING
JEWELS 11th RINGの概要
JEWELS 11th RING（ジュエルス・イレブンス・リング）は、日本の女子総合格闘技団体であるJEWELSが主催した大会の一つで、2010年12月17日に東京都文京区後楽にある後楽園ホールで行われました。この大会はJEWELS初の後楽園ホールでの開催でもあり、多くの格闘技ファンが詰めかける中で実施されました。
大会の最大の見どころは、初代ライト級（-52kg）女王を決定するトーナメントでした。このトーナメントでは、準決勝と決勝が行われ、浜崎朱加が準決勝で能村さくらに勝利し、その後決勝でもハム・ソヒを下して見事に優勝を果たし、初の王座を手に入れました。
セミファイナルの激闘
セミファイナルでは、HIROKOがモーリー・ヘイゼルと対戦し、3ダウンを奪ってTKO勝ちを収めました。当初は、2008年北京オリンピックレスリング銅メダリストのランディ・ミラーとの試合が予定されていましたが、ミラーが怪我で欠場したため、HIROKOとモーリー・ヘイゼルの対戦に変更されました。彼女たちは以前にも対戦予定がありましたが、ミラーの穴で試合が流れていたため、この再度の試合に多くの関心が寄せられました。
また、ROUGH STONE GP 2010も行われました。このトーナメントの-48kg級、-52kg級、-56kg級の決勝戦では、魅津希、北村ヒロコ、石川菊代がそれぞれ優勝を収め、各クラスのチャンピオンが決まりました。
森藤美樹の引退試合
さらに、JEWELS 10th RINGで年内の引退を発表した森藤美樹は、引退試合を行い、佐々木絹加を相手に完勝。過去の試合では2戦2敗という結果から、この試合で勝利を収めることができました。試合後には彼女の引退セレモニーが行われ、感動的な瞬間がファンに知られました。
スペシャルイベントと観客の熱気
大会の中では、美闘陽子を始めとする女子プロレス団体『スターダム』に所属する選手たちによるスペシャルデモンストレーションや、映画『KG カラテガール』の出演者によるエキシビションマッチなども実施され、観客を楽しませました。また、ラウンドガールにはアイドルユニットKNU23のメンバーが務め、華やかさを添えました。
試合結果の詳細
オープニングファイト
- - 第1試合 -54kg契約 JEWELSグラップリングルール 4分1R
判定3-0
- - 第2試合 -55kg契約 JEWELSグラップリングルール 4分1R
判定3-0
本戦カード
- - 第1試合 -55kg契約 JEWELS公式ルール 5分2R
1R 1:03 腕ひしぎ三角固め
- - 第2試合 -50kg契約 JEWELS公式ルール 5分2R
2R 0:43 腕ひしぎ袈裟固め
- - 第3試合 ROUGH STONE GP 2010 -56kg級 決勝 JEWELS公式ルール 5分2R
1R 2:59 TS（腕ひしぎ十字固め）
- - 第4試合 ROUGH STONE GP 2010 -52kg級 決勝 JEWELS公式ルール 5分2R
判定3-0
- - 第5試合 ROUGH STONE GP 2010 -48kg級 決勝 JEWELS公式ルール 5分2R
判定2-1
- - 第6試合 JEWELS初代ライト級女王決定トーナメント 準決勝
判定3-0
- - 第7試合 JEWELS初代ライト級女王決定トーナメント 準決勝
判定2-1
- - 第8試合 JEWELS初代ライト級女王決定トーナメント リザーブマッチ
1R 2:14 腕ひしぎ十字固め
- - 第9試合 森藤美樹引退試合 -57kg契約 JEWELS特別ルール
判定3-0
- - 第10試合 -59kg契約 JEWELS公式ルール 5分2R
2R 0:13 TKO（タオル投入）
- - 第11試合 -65kg契約 JEWELS特別ルール 5分2R
2R 3:12 TKO（3ノックダウン）
- - 第12試合 メインイベント JEWELS初代ライト級女王決定トーナメント 決勝
判定3-0
浜崎朱加は見事なパフォーマンスを見せ、JEWELS初代ライト級女王に輝きました。今大会は、女子格闘技の新たなページをめくる重要なイベントとして、多くのファンに記憶されることでしょう。
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