JR三山木駅

JR三山木駅：歴史と現状

JR三山木駅は、京都府京田辺市三山木高飛に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）片町線（学研都市線）の駅です。駅番号はJR-H22。

歴史

1952年12月1日、日本国有鉄道片町線の祝園駅～田辺駅間に「上田辺駅」として開業しました。当初は1面1線の無人駅でしたが、1987年の国鉄分割民営化によりJR西日本の駅となりました。1988年には路線愛称が「学研都市線」となり、1997年には現在の「JR三山木駅」に改称されました。

その後、1999年には自動改札機が設置され、同年中に高架化工事が開始。2002年には木津方へ200m移転し、島式1面2線の高架駅となりました。同時に、ICカード「ICOCA」の利用も開始され、2007年には駅前広場が完成しました。2010年には7両編成に対応するためホームを延長、エレベーターも設置されました。2018年には駅ナンバリングが導入されています。駅名の由来は所在地である「三山木」で、近鉄京都線三山木駅との区別のため「JR」を冠したものです。

駅構造

JR三山木駅は、島式ホーム1面2線を持つ高架駅です。高架化当初は4両編成対応でしたが、現在は7両編成に対応しています。高架化後、エレベーターが設置され、バリアフリー化も進んでいます。駅構内にはトイレが設置されていませんが、駅周辺には公衆トイレがありましたが、撤去済です。学研都市線の単線区間において、唯一の高架駅となっています。

駅は四条畷駅管理の無人駅で、ICOCAなどICカードが利用可能です。自動券売機や簡易自動改札機も設置されています。1番線が上下本線、2番線が上下副本線で、列車の行き違いがない場合は、基本的に1番線に停車します。しかし、日中の時間帯や土休日ダイヤでは、列車の行き違いや始発列車の発車などにより、2番線を使用することもあります。

利用状況

2006年度までは片町線で最も利用客が少ない駅でしたが、近年は周辺の住宅開発等により、利用客数が増加傾向にあります。

駅周辺

JR三山木駅周辺は、同志社大学京田辺キャンパスへのアクセス拠点となっています。同志社大学京田辺キャンパス最寄駅であるJR同志社前駅や近鉄興戸駅にはバス路線がないため、奈良交通バスがJR三山木駅と近鉄三山木駅を結ぶ路線を運行し、学生・教職員向けの割引回数券も販売されています。

駅周辺には、バスターミナル、タクシー乗り場、送迎スペースなどが整備されており、利便性も向上しています。その他、同志社女子大学京田辺キャンパス、同志社国際中学校・高等学校、京田辺市立三山木小学校、田辺三山木郵便局なども近隣に位置しています。主要な道路としては、京都府道22号八幡木津線と京都府道65号生駒井手線が通っています。スーパーマーケットのバロー京田辺店も近くにあります。

隣の駅

西日本旅客鉄道（JR西日本）学研都市線（片町線）
下狛駅 - JR三山木駅 - 同志社前駅

まとめ

JR三山木駅は、歴史と進化を遂げた駅であり、地域社会に貢献する重要な交通拠点となっています。近年の開発により、ますます利用客数が増加すると予想されます。今後も、利用者の利便性向上に向けた取り組みが期待されます。

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