KEIRINグランプリ2000

KEIRINグランプリ2000

2000年12月30日、立川競輪場（東京都立川市）でKEIRINグランプリ2000が開催されました。このレースは、その年の競輪界を代表する選手たちが集結し、年間王者を決める最高峰のレースです。

出場選手

KEIRINグランプリ2000には、以下の選手たちが出場しました。

神山雄一郎
児玉広志
太田真一
金古将人
山田裕仁
岡部芳幸
池尻浩一
小嶋敬二
金子貴志

誘導員は川口満宏が務めました。補欠選手は小橋正義（新潟）でした。

レース展開

当時の競輪界のスター選手であった吉岡稔真をはじめ、南関東勢の選手が不在となる中、関東地区の神山雄一郎選手らに注目が集まりました。レースは激しい競り合いとなり、ゴール直前まで勝敗の行方が分からない展開となりました。

競走結果

長い写真判定の結果、6回目の出場となる児玉広志選手が初優勝を果たしました。ゴール後、岡部芳幸選手がガッツポーズを数回行ったものの、判定の結果、児玉選手に軍配が上がりました。確定後、児玉選手はバンクに現れ、ガッツポーズを連発。スタンドのファンからは「児玉」コールが沸き起こりました。真冬の寒さの中、上半身裸でレーサーに跨りウイニングランを行い、ファンの声援に応えました。

ユニフォーム

KEIRINグランプリ2000では、前年に引き続きコシノジュンコがデザインした選手ユニフォームが採用されました。各選手それぞれにコンセプトが与えられ、6つの基調色（各枠色）が用意されたことで、レース時の車番が分かりやすくなるよう改善されました。このユニフォームは、グランプリ翌年の日本選手権競輪から11月の全日本選抜競輪まで着用されました。

各選手のユニフォームコンセプトは以下の通りです。

太田真一 - （コンセプト不明）
金古将人 - ドラゴン
山田裕仁 - 無限の可能性をもつ精密機械
神山雄一郎 - 天空の戦い
岡部芳幸 - 空から舞い降りる黄金の鷲
池尻浩一 - 鎧
小嶋敬二 - 宇宙
金子貴志 - 爆発
児玉広志 - 一角獣

メディア

地上波中継は、テレビ東京系列（TXN系列 全18局ネット）で放送されました。

売上

KEIRINグランプリ2000の売上は、85億6746万9500円でした。目標の95億円には届きませんでした。シリーズ全体の目標額は200億円でしたが、シリーズ三日間の売り上げは181億7307万9500円と、こちらも目標を大きく下回る結果となりました。

関連情報

KEIRINグランプリは、年末の風物詩として競輪ファンに親しまれています。立川競輪場のウェブサイトでは、過去のKEIRINグランプリの動画が配信されており、レースの興奮を再び味わうことができます。

KEIRIN.JPの公式記録
立川競輪WebサイトのKEIRINグランプリ優勝者一覧
’00GP出場選手ユニフォーム
『KEIRINグランプリ2000』の出場選手の決定のお知らせ
* 『KEIRINグランプリ2000（12/30　於：立川競輪場）』出場選手（残余の正選手2名及び補欠選手1名）の決定について

もう一度検索