池尻浩一

池尻浩一（いけじり こういち）は、1969年4月6日生まれの日本の政治家であり、元競輪選手です。福岡県八女郡広川町で町議会議員を3期務めています。

競輪選手としてのキャリア

池尻は、日本競輪学校第63期卒業生で、現役時代は日本[[競輪選手会]]福岡支部に所属していました。ホームバンクは久留米競輪場、師匠は香月英二です。

福岡県立八女高等学校時代は陸上競技に励んでいましたが、競輪選手になることを強く志望していました。熊本大学と長崎大学に現役合格するほどの学力がありましたが、大学進学はあくまで「滑り止め」と考えていたようです。1988年に日本競輪学校に合格し入学。同期には出口眞浩らがいました。在校成績は5勝で42位でしたが、1989年4月14日に豊橋競輪場でデビューし、同日に初勝利を飾ります。

その後、池尻はS級選手として活躍し、1999年の寛仁親王牌（前橋競輪場）では決勝4着に入賞しました。2000年には全日本選抜競輪（名古屋競輪場）で決勝7着、続くオールスター競輪（高知競輪場）では決勝に進出します。このレースでは、最終周回で渡邉隆（大分）を追走していましたが、児玉広志に先を越され、2着に終わりました。しかし、この準優勝により年間獲得賞金上位となり、同年のKEIRINグランプリに出場を果たしました（6着）。

2002年のオールスター競輪（熊本競輪場）でも決勝2着となり、この年のみ実施されたグランプリポイント枠で上位に入ったことで、再びKEIRINグランプリへの出場を果たしています（7着）。

その後も、2003年の日本選手権競輪（平塚競輪場）で決勝7着、2004年の競輪祭（小倉競輪場）で決勝7着と、数々のレースで好成績を残しました。

2009年には初期の胃がんを患い、同年12月に手術で胃の3分の2を切除しましたが、2010年2月には競走に復帰を果たしています。

政治家としてのキャリア

2011年、池尻は出身地の広川町で町議会議員に立候補し、12月4日の選挙で1000票以上を獲得しトップ当選を果たしました。その後、2015年と2019年の町議会議員選挙でも再選し、現在3期目を務めています。

町議会議員に当選後も競輪選手としての活動を続け、S級で活躍していましたが、A級降格直前の2014年12月に引退を表明しました。最後のレースは、2014年12月17日に久留米競輪場で行われた「エンジョイスピードパークNR」（FI）9R・S級特選で4着でした。

2015年1月6日に選手登録を消除し、競輪選手としてのキャリアに終止符を打ちました。通算成績は2153戦336勝、優勝回数は31回です。

池尻浩一は、競輪選手としての卓越した技術と不屈の精神、そして地域社会への貢献という二つの側面を持つ人物です。彼の活躍は、多くの人々に勇気と希望を与えています。

その他

池尻浩一の関連人物としては、齊藤哲也、平田崇昭、ランス・アームストロング、吉岡稔真などが挙げられます。


外部リンク

選手通算成績 - KEIRIN.JP
池尻浩一 (kouichi.ikejiri) - Facebook

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