KEIRINグランプリ2016

KEIRINグランプリ2016

KEIRINグランプリ2016は、2016年12月30日に立川競輪場で開催された、KEIRINグランプリの32回目の大会です。正式名称は「平成28年熊本地震被災地支援競輪 KEIRINグランプリ2016」として、熊本地震からの復興支援を目的として行われました。優勝賞金は副賞を含めて1億160万円と高額で、競輪界の年間王者を決めるレースとして大きな注目を集めました。

出場選手

出場選手は、2016年11月27日に開催された第58回朝日新聞社杯競輪祭決勝戦終了後に決定しました。選考基準は、当年11月27日時点での獲得賞金順位に基づいています。出場選手の車番は、12月19日にJKA（公益財団法人JKA）から発表されました。また、12月21日には京王プラザホテルで、KEIRINグランプリ2016の共同記者会見と前夜祭が開催され、レースへの期待が高まりました。

KEIRINグランプリ初出場となったのは、渡邉一成選手と中川誠一郎選手の2名です。彼らは、この大舞台でどのような走りを見せるのか、注目が集まりました。

成績

競走成績

12月30日（金）に開催されたレースは、激しい展開となりました。最終2コーナーで平原康多選手がアタックを仕掛け、それに対し村上義弘選手が番手まくりで応戦。両者による壮絶な競り合いの末、村上選手が直線半ばで平原選手を振り切って先頭に立ち、そのままゴール。4年ぶり2度目となるグランプリ制覇を成し遂げました。平原選手の後ろから猛追した武田豊樹選手は僅かに及ばず2着。連覇を狙った浅井康太選手は直線で外に持ち出して伸びてくるも3着となりました。

また、7位で入線した新田祐大選手は、レース中に誘導員を青板バック（残り2周半）の前で追い抜いたと判断され、早期の誘導員追抜きにより失格となりました。この失格は、レース結果に大きな影響を与えました。

配当金額

配当金額の詳細については、本記事では割愛します。

レース概要

レースは、最終周回まで目が離せない展開となりました。平原選手の仕掛けに村上選手が対応し、両者による白熱したバトルは観客を魅了しました。最終的には村上選手が制しましたが、他の選手も最後まで諦めずに全力で走り抜きました。

エピソード

テレビ中継

地上波中継は「KEIRINグランプリ2016 坂上忍の勝たせてあげたいTV」として、日本テレビ系列全国ネットで放送されました。解説は加藤慎平氏、実況は橋本悠督氏が担当しました。また、初日に行われたオッズパーク杯ガールズグランプリ2016は、東京メトロポリタンテレビジョン（TOKYO MX）で「菊地亜美の女子力向上委員会～ガールズグランプリ2016生放送スペシャルin立川～」として東京ローカルで中継されました。

入場者数と売上

当日の立川競輪場の入場者数は15,370人で、これは第1回からの通算でワースト2位の記録となりました。ワースト1位は2014年の第30回ですが、この時は開催地が南関東ではない岸和田競輪場だったため、立川競輪場に限ればワースト記録となります。GP単体の売上高は48億6384万4300円で、2010年の第26回を下回り、平成以降ではワーストの売上高となりました。シリーズ全体の目標額は125億円でしたが、シリーズ3日間の総売上は112億7002万0000円にとどまりました。

その他

レース結果は1/4車輪差という僅差でしたが、レース直後の中継カメラでは、村上選手と武田選手のクローズアップが交互に映し出されました。新田祐大選手の失格は、グランプリではKEIRINグランプリ2011の長塚智広選手以来の出来事でした。また、優勝した村上選手にとっては、このレースが最後の特別競輪制覇となりました。

脚注

注釈

特になし

出典

たちかわ競輪 特設サイト
Kドリームス 特設サイト - オッズ等

外部リンク

たちかわ競輪 特設サイト
Kドリームス 特設サイト - オッズ等

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