KYV36

DIGNO rafre KYV36 / DIGNO L について



DIGNO rafre KYV36（以下、DIGNO rafre）とDIGNO Lは、京セラが開発したスマートフォンです。DIGNO rafreはauブランドを展開するKDDIおよび沖縄セルラー電話向け、DIGNO LはUQ mobileブランドを展開するUQコミュニケーションズおよびUQモバイル沖縄向けに発売されました。

両機種は、第3.9世代移動通信システム（au 4G LTE/au VoLTE）と第4世代移動通信システム（WiMAX2+）に対応しています。DIGNO Lのモデル番号はKYV36ですが、2017年以降に発売されたau向けの機種と区別するため、製造型番の末尾に「U」が付与されています。


開発背景



DIGNO rafreは、KDDIが提唱する「KDDI ママプロジェクト」の一環として開発されました。このプロジェクトは、2016年3月18日に発売された児童向け腕時計型フィーチャーフォン「mamorino Watch（ZTF31）」と共に展開されました。


主な特徴



世界初の泡ハンドソープで洗えるスマートフォン

DIGNO rafreの最大の特徴は、世界で初めて泡タイプのハンドソープで丸洗いできる点です。育児中の若年主婦を主なターゲットとしており、子供が汚れた手で触ったり、料理中に汚れたりしても、手軽に洗い流せるという利便性があります。ただし、対応しているのは泡タイプのハンドソープのみで、普通の石鹸や洗剤は利用できません。

細部までこだわった設計

従来の防水携帯では、パッキン部のOリングが別パーツであったため、本体との間に段差が生じ、そこからハンドソープの混ざった水が侵入する可能性がありました。DIGNO rafreでは、Oリングを一体成形にすることで段差をなくし、水の侵入を防ぐことに成功しました。また、マイクとスピーカー穴も従来より穴の広さを若干拡大し、泡による石鹸カスが溜まらないように工夫されています。

その他の特徴

  • - ベースとなった機種はシニア向けスマートフォンの「BASIO KYV32」ですが、本機ではMiracastに対応しています。
  • - CPUやチップセットなどのデバイスが一部変更され、4G LTEによるキャリアアグリケーションには非対応です。
  • - VoLTEに対応するため、既存ユーザーはau nano IC Card (4G LTE) からau Nano IC Card 04(VoLTE)へのau ICカードの交換が必要です。
  • - キャッチコピーは「洗えるって、ずっといい。」です。
  • - SIMロック解除の義務化開始後に発売されたため、SIMロック解除に対応しています。

DIGNO Lについて

DIGNO Lは、DIGNO rafreの同型機種として、auのMVNOであるUQ mobile向けに発売されました。ただし、既存のau向けサービスはほぼ利用できません。


搭載アプリ（DIGNO rafreの場合）



  • - Skype
  • - Friends Note
  • - Foursquare
  • - au one ナビウォーク
  • - au one 助手席ナビ
  • - au one ニュースEX
  • - じぶん銀行
  • - Twitter for Android
  • - すぐ文字 for Android
  • - すぐこえ
  • - PC向けWebブラウザ（EZWebは閲覧不可）


安心セキュリティパック（DIGNO rafreの場合）



安心セキュリティパックにフル対応しています。


沿革



DIGNO rafre


DIGNO L



関連情報





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