N2502 HIGH-SPEED

FOMA N2502 HIGH-SPEED について

FOMA N2502 HIGH-SPEEDは、NTTドコモが提供する高速データ通信サービス「FOMAハイスピード」に対応したCFカード型の通信端末です。NECによって開発され、2008年3月17日に発売されました。この端末は、FOMAサービスにおける初のCFカード型端末であり、2009年10月時点では唯一のCFカード型端末として存在していました。

通信機能

FOMAハイスピードに対応しており、対応エリア内では下り最大7.2Mbps、上り最大384kbpsの高速データ通信が可能です。FOMAエリア内では、送受信ともに最大384kbpsの通信速度となります。また、回線交換方式の通信にも対応しているため、テレビ電話を利用することができます（ただし音声通話には対応していません）。なお、国際ローミングには対応していません。

主な仕様

• - パケット通信速度

- FOMAハイスピードエリア: 送信最大384kbps / 受信最大7.2Mbps
- FOMAエリア: 送受信最大384kbps
- 64Kデータ通信: 送受信最大64kbps

• - テレビ電話: 送受信最大64kbps

• - 対応OS (日本語版)

- Windows 2000 Professional Service Pack 4以降
- Windows XP Home Edition Service Pack 2以降
- Windows XP Professional Service Pack 2以降
- Windows Vista (32ビット版/64ビット版)
- Windows 7 (32ビット版/64ビット版)
- Windows CE .NET 4.1
- Windows Mobile 5.0/6.0

• - 対応エリア (日本国内)

- FOMAハイスピードエリア
- FOMAサービスエリア
- FOMAプラスエリア

歴史

• - 2007年10月1日: 開発発表
• - 2007年11月19日: 技術基準適合証明 (TELEC)通過
• - 2007年12月28日: 電気通信端末機器審査協会 (JATE)通過
• - 2008年3月17日: 発売開始

関連情報

この端末は、ドコモの定額データプランや定額データ割を利用することで、より経済的にデータ通信を利用できました。また、同時期に発売された他のデータ通信端末として、M2501 HIGH-SPEED、A2502 HIGH-SPEED、L-02Aなどがあります。

外部リンク

• - HSDPA対応の「カード型データ通信専用端末」2機種を開発｜報道発表資料｜NTTドコモ

まとめ

FOMA N2502 HIGH-SPEEDは、高速なデータ通信を必要とするユーザーにとって、当時としては非常に便利な端末でした。CFカード型であるため、対応するノートパソコンなどに挿して利用することができました。FOMAハイスピードに対応したことで、快適なデータ通信が可能となり、ビジネスシーンなどでも幅広く活用されました。

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