NEZASホールディングス

株式会社NEZASホールディングス

株式会社NEZASホールディングス（NEZAS HOLDINGS Ltd.）は、栃木県宇都宮市に本社を構え、NEZASグループを統括する持株会社です。グループの中核をなすのは、トヨタ自動車のディーラー2社で、自動車関連事業に加え、燃料販売事業、海外合弁事業など、多岐にわたる事業を展開しています。

発祥と変遷

グループの源流は、1882年創業の「新庄商店（現・株式会社新庄）」に遡ります。新庄商店は、荒物・雑貨・砂糖の販売から始まり、その後燃料販売事業に進出。これがグループ発展の礎となりました。一方、現在の統括会社であるNEZASホールディングスは、新庄商店とは別の法人として設立されましたが、本項では、創業からの歴史を辿る上で、両社をまとめて記述します。

設立の背景と再編

トヨタ自動車は、国内ディーラー展開において、地元の有力資本家に経営を委ねる方針を採ってきました。しかし、販社側の事情などにより、トヨタ自動車が一時的に直営化するケースもありました。2006年、トヨタ自動車は、直営販社の一つであった「福島トヨタ」の譲渡先を検討。近隣販社の経営規模やバランスを考慮した結果、隣県である栃木県のトヨタ店販社「栃木トヨタ」に株式譲渡を打診しました。栃木トヨタはこれを受け入れ、2007年に福島トヨタを子会社化しました。

2012年に栃木トヨタの社長に就任した新井將能氏は、トヨタ店2社の資本関係が親子関係にあることに疑問を抱き、解消する方法を模索しました。その結果、2014年11月に栃木トヨタの株式移転により純粋持株会社「栃木トヨタホールディングス株式会社」を設立。2015年7月には、栃木トヨタと福島トヨタの2社を持株会社の直接子会社とするグループ再編を行い、両社を対等な関係に位置づけました。

海外展開と企業理念

2020年7月には、トヨタの国内販社として初めてミャンマー・ヤンゴン市内に新車ショールームを出店し、海外でのディーラー事業を開始しました。

五代目・新井將能氏は、グループ再編後、「地域に根ざす＝NEZAS」というコンセプトを打ち出し、地域社会への貢献を重視する企業理念を明確化しました。2015年のグループ再編では、統括持株会社の社名に「NEZAS」を採用。2016年には、グループ源流である新庄商店の燃料販売事業などを統合した新会社に「NEZASサービス」の名称を用いました。

事業内容

主な事業内容は以下の通りです。

国内グループ会社の統括
栃木トヨタ自動車、福島トヨタ自動車を中心とした自動車関連事業（栃木県、福島県）
海外ディーラー事業（ミャンマー）

地域貢献

地域活性化を目的とした包括連携協定を栃木県那須烏山市と締結するほか、宇都宮市の「Uスマート推進協議会」への参加、事業構想大学院大学との連携など、産官学連携事業にも積極的に取り組んでいます。また、地域文化・スポーツ活動への支援も行っており、「NEZASカップ」としてサッカー大会への協賛なども行っています。

グループ会社

栃木トヨタ自動車
福島トヨタ自動車
トヨタレンタリース栃木
トヨタレンタリース福島
ジェームス栃木
DUO栃木
NEZASサービス
Hinthar NEZAS Co.,Ltd.（ミャンマー）
その他

提供番組

ラジオ番組「本田仁美とWorld Get You supported by NEZAS」（エフエム栃木）
ラジオ番組「太田奈緒のサステナブル･ドリーム supported by NEZAS」（エフエム東京）

株式会社NEZASホールディングスは、地域社会との連携を深めながら、自動車関連事業を中心に、更なる発展を目指しています。

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