NHK和歌山放送局

NHK和歌山放送局について

NHK和歌山放送局（エヌエイチケイわかやまほうそうきょく）は、日本の公共放送機関であるNHKの地域放送局として、和歌山県を放送対象地域としています。この放送局は、総合テレビやFM放送によって県内における様々な情報や文化を伝えており、教育テレビジョン（Eテレ）やラジオ番組は近隣のNHK[[大阪放送局]]から中継されている点が特徴です。また、同局のアイコン的存在として「オレンジョージわかまる」、通称「わかまるくん」が親しまれており、和歌山の特産品であるみかんをモチーフにしたキャラクターです。

沿革

和歌山放送局の歴史は1936年に遡ります。最初は大阪中央放送局の和歌山出張所が設立されたことから始まり、1942年にはラジオ第1放送がスタートしました。その後、1948年には和歌山支局に改称され、1951年に正式に和歌山放送局となりました。1969年には新しい放送会館が和歌山市に設立され、さらに1970年にFM放送も開始しました。

2000年代に入ると、地上デジタル放送の開始や地域番組の充実が進み、さまざまな制作番組が展開されました。特に、2006年には開局70周年を迎え、特別番組やコンサートが放送されました。最近では2022年にオンライン視聴サービスNHKプラスを展開し、地域向けのテレビ番組の見逃し配信が始まりました。

現状と設備

現在、NHK和歌山放送局では、メインスタジオ「ギュギュっと和歌山」があり、さまざまなローカル番組が制作されています。さらに、サテライトスタジオ「オレンジスタジオ」も設置されていましたが、現在は撤去されています。

送信設備としては、和歌山市の木ノ本送信所と海南市の岩屋山送信所があり、FM放送やEテレが放送されているほか、過去にはアナログ放送も行われていました。地域のラジオ中継局も多数存在し、和歌山県内の広い範囲でラジオ放送を展開しています。

制作番組

NHK和歌山放送局では独自の制作番組が数多く存在します。代表的なものには、「ギュギュっと和歌山」や「わかやま845」があります。これらのプログラムは、地域のニュースや情報を発信するために重要な役割を果たしており、視聴者とのつながりを大切にしています。また、過去には「ニュースワイド640わかやま」などの番組も放送されていました。

アクセスと周辺情報

アクセスに関しては、JR和歌山駅や南海和歌山市駅からのバスが便利で、いずれも「真砂町」停留所から徒歩1分の距離にてアクセス可能です。

これらのサービスを通じて、NHK和歌山放送局は地域に根ざした情報を提供し、県民との関係を深めることを目指しています。各種イベントや文化活動を通じて、和歌山の魅力を広めていく役割も果たしています。放送局の今後の発展や新しい取り組みにも期待が寄せられています。

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