NOBODY (ロックバンド)

NOBODY (ノーバディ)

NOBODYは、日本のロックバンドであり、その音楽性は日本の音楽シーンにおいて独特な位置を占めています。このバンドは、相沢行夫と木原敏雄という二人の才能あるミュージシャンによって構成されています。

メンバー

相沢 行夫（あいざわ ゆきお）
1949年10月19日生まれ、北海道芦別市出身。神奈川大学卒業。血液型AB型。
作詞家の竜真知子を妻に持つ。
大学時代から音楽活動を始め、いくつかのバンドを経て、1973年にフォーク・ロック・バンド「ノラ」を結成。
1975年、矢沢永吉のソロデビュー曲「アイ・ラヴ・ユー、OK」で作詞を担当。
木原 敏雄（きはら としお）
1949年11月25日 - 2025年3月25日。神奈川県川崎市出身。明治大学卒業。血液型O型。
大学在学中に矢沢永吉と出会い、「ザ・ベース」「E-SET」「YAMATO」といったバンドを結成し活動。
1977年、矢沢永吉のアルバム『ドアを開けろ』に収録されている「世話がやけるぜ」と「通りすがりの恋」で作詞を担当。この作品が作詞家デビュー作となる。

経歴

相沢と木原は、それぞれ別のバンドで活動していましたが、時代の流れと共にバンドは解散。その後、1975年に相沢が、遅れて木原が矢沢永吉のバックメンバーとして加わります。1976年からは、矢沢のコンサートツアーやアルバムのレコーディングに「矢沢ファミリー」の一員として参加。

1981年、矢沢永吉が活動拠点をアメリカに移したことで矢沢ファミリーは解散。相沢と木原は、新たな道を模索し、同年10月にNOBODYを結成。「バックミュージシャンには戻りたくなかった」という強い思いから、アーティストとしての活動をスタートさせました。

NOBODYは、自分たちのデモテープを手に、レコード会社への売り込みを開始。その中の1曲が、1981年12月にHOUND DOGに提供した「浮気な、パレット・キャット」です。この曲のヒットにより、NOBODYはソングライターとして注目を集めるようになりました。

1982年6月には、TDKコアのTDK RECORDSレーベルからアルバム『NOBODY』とシングル『MY ROAD SHOW』を同時リリース。1983年公開の映画『里見八犬伝』の音楽を担当し、その後はアン・ルイスや吉川晃司、浅香唯など、数多くのアーティストに楽曲を提供、サウンドプロデュースも手掛け、ヒットメーカーとしての地位を確立しました。

1985年には、アニメ雑誌『月刊ニュータイプ』のメディアミックス企画として結成された覆面バンド「ピンク・クロウズ」のサウンドプロデュースを担当。相沢は「アニメソングとして制作したのでとてもやりやすかったし、とても楽しかった」と語っています。

1986年、レコード会社を東芝EMIのEASTWORLDレーベルに移籍。その後、ハミングバード、WEA MUSIC、ファンハウス、ポリスターとレーベルを移籍しながら、音楽活動を続けました。

1996年以降も、矢沢永吉との交流は続き、コンサートへのゲスト出演やアコースティックライブへの参加など、親交を深めています。

NOBODYは、矢沢永吉のバックバンドとしての経験を生かし、独自の音楽性と幅広い楽曲提供で、日本の音楽シーンに貢献しました。

ディスコグラフィ

数多くのシングル、アルバムをリリース。

シングル（NOBODY名義、NO NO BOYS名義）
アルバム（スタジオ・アルバム、ベスト・アルバム、ライブ・アルバム、セルフカバー・アルバム、コンピレーション・アルバム）

主な提供楽曲

数多くのアーティストに楽曲を提供。

浅香唯：「C-Girl」、「セシル」など
アン・ルイス：「六本木心中」、「あゝ無情」など
吉川晃司：「モニカ」
荻野目洋子：「六本木純情派」
HOUND DOG：「浮気なパレットキャット」

関連項目

矢沢永吉
HOUND DOG
アン・ルイス
吉川晃司
* 浅香唯

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