NTTデータMSE

株式会社NTTデータMSE

株式会社NTTデータMSE（エヌ・ティ・ティ・データ・エムエスイー）は、神奈川県横浜市港北区に本社を構えるNTTデータグループに属するシステムインテグレーターです。

概要

元々はパナソニックグループに所属し、2008年にNTTデータが株式の60%を取得しました。これにより、NTTデータグループの一員として、社員数は1,000名を超え、組込みソフトウェア分野での重要な役割を果たしています。

NTTデータMSEの本社は、以前はパナソニックの佐江戸工場に所在地を持っていましたが、2013年に横浜市港北区に移転しました。会社の株主も自動的に変更され、現在はパナソニック システムネットワークスが主要株主となっています。

主な製品・ソリューション

NTTデータMSEは、携帯電話やスマートフォン向けの様々なソフトウェアを開発しています。以下は主な提供ソリューションです：

• - 携帯電話用ソフトウェア: NTTドコモ向けの携帯電話ソフト開発を専門に行います。
• - モバイルFeliCa: NFC技術を基にしたモバイル決済やID管理のソフトウェア。
• - 電子書籍アプリ: 携帯電話用の電子書籍を開発。
• - ポケットUのMPEG変換アプリ: 自宅のPCから音声と映像を携帯電話用に自動的に変換するアプリも開発しています。
• - BLE屋内位置測位: GPSが使えない屋内での位置を測定するテクノロジー。
• - 自動販売機売上管理システム: 販売データをクラウドに集め、業務効率を改善するシステム。
• - スマートカーソリューション: 自動車とITを融合させたテレマティクスやビッグデータを活用した車両の運転支援システム。

沿革

NTTデータMSEの歴史は1979年に株式会社ナショナルシステムエンジニアリングとして始まり、1981年に松下システムエンジニアリング株式会社、さらに2003年にはパナソニックMSE株式会社へと名称を変更しました。2008年にNTTデータが資本参加したことにより、現在の社名になりました。そして、2013年には本社を横浜へ移転しました。

事業所

NTTデータMSEは、複数のオフィスを日本国内外に配置しています。東京や横浜、大阪、名古屋、札幌に事業所を持ち、グローバル展開も行っています。特に、名古屋にはデンソー事業本部、札幌には数つの事業部が設けられており、それぞれの地域でのニーズに応える体制が整っています。一方で、大連にも事業所があり、国際的な展開を目指しています。

結論

株式会社NTTデータMSEは、パナソニックグループからの移行を経て、現在はNTTデータグループの中核的なシステムインテグレーターとして重要な役割を果たしています。通信事業者向けの端末ソフトの開発や様々な革新的なソリューションを提供し、今後も技術革新に寄与していくことが期待されています。

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