OfficeSuite

OfficeSuiteは、MobiSystems社が開発・提供している、クロスプラットフォーム対応のオフィススイートです。2022年現在、Android、iOS、Microsoft Windowsの各プラットフォームに対応しており、かつてはPalm OSやSymbian OSにも提供されていました。このソフトウェアは、ビジネスや個人の生産性向上に役立つ様々なツールを包括的に提供しています。

構成ソフトウェア

OfficeSuiteは、以下の主要なアプリケーションで構成されています。

Documents: 高機能なワープロソフトで、文書作成や編集を効率的に行えます。
Sheets: 表計算ソフトで、データの分析、整理、グラフ作成などが可能です。
Slides: プレゼンテーションソフトで、視覚的に訴える資料を作成できます。
Mail: 電子メールクライアントとカレンダー機能を統合しており、コミュニケーションとスケジュール管理を円滑に行えます。
PDF: PDFビューアーとPDF変換ツールを搭載しており、PDFファイルの閲覧や編集、他の形式への変換が可能です。

機能と特徴

OfficeSuiteの主な特徴は以下の通りです。

Microsoft Officeとの高い互換性: Microsoft Officeの各ファイル形式（.doc、.docx、.xls、.xlsx、.ppt、.pptxなど）との互換性を持っており、ファイルの共有や編集をスムーズに行えます。
クラウドストレージ連携: Box、OneDrive、Dropbox、iCloud、Google Drive、Amazon Cloud Driveなどの主要なクラウドストレージサービスと連携できます。これにより、どこからでもファイルにアクセスし、共同編集が可能です。
MobiDrive: MobiSystems社独自のクラウドストレージ「MobiDrive」を利用できます。これにより、OfficeSuiteユーザーはファイルを安全にクラウド上に保存し、デバイス間で簡単に共有できます。
デバイス間連携: Windows PCとモバイルデバイス間でシームレスに作業を継続できます。これにより、場所やデバイスを選ばずに効率的な作業が可能です。

評価

OfficeSuiteは、その機能性や使いやすさから、多くのユーザーから高い評価を受けています。

Android Excellenceプログラム選出: 2018年4月には、Google Playの優れたアプリを紹介するAndroid Excellenceプログラムに選出されました。
多数のデバイスへのプレインストール: ソニー、アマゾン、アルカテル、シャープ、東芝、ZTE、ファーウェイ、京セラなど、多くのメーカーのデバイスにプレインストールされた実績があります。特に、Android版OfficeSuiteはソニーからの要望を受けて開発されたものです。

歴史

OfficeSuiteの歴史は、モバイルデバイスの普及とともに進化してきました。

2001年7月22日: Palm OS向けにワープロソフト「QuickWrite」をリリース。
2003年7月30日: Palm OS向けのオフィススイート「Mobile Office 2003」をリリース。
2006年3月15日: Symbian OSのS60プラットフォーム向けに「OfficeSuite」をリリース。
2009年8月27日: Android向けのオフィススイート「OfficeSuite」をリリース。
2013年7月: iOS向けのオフィススイート「OfficeSuite」をリリース。
2016年11月1日: Windows向けのオフィススイート「OfficeSuite」をリリース。

出典

OfficeSuite公式サイト
MobiSystems公式サイト

関連項目

Microsoft Office

外部リンク

無料オフィスソフト|OfficeSuite|世界3億ユーザー
MobiSystems - 開発元
MobiSystems - YouTubeチャンネル
MobiSystems (@MobiSystems) - X（旧Twitter）
* MobiSystems (MobiSystems) - Facebook

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