P700i

FOMA P700i（フォーマ ピーななまるまるアイ）は、パナソニック モバイルコミュニケーションズが開発し、NTTドコモから発売された第三世代携帯電話（FOMA）端末です。

概要

廉価版FOMA 700iシリーズの一機種として、N700i、F700i、SH700iとともに発表されました。この端末の大きな特徴は、その軽量性にありました。当時のFOMA端末の中では最軽量となる102gを実現し、携帯時の負担を軽減しました。外部メモリーとしては、miniSDカードに対応しており、最大256MBまでの容量を拡張することができました（ドコモ発表による）。

プリインストールされていたiアプリには、「BombLink」、「アバパラ大富豪」、「インフォスクリーン」、「ヴァニラルーム」、「Gガイド番組表リモコン」など、当時のユーザーに人気のあったものが含まれていました。

歴史

FOMA P700iの開発から発売までの主な出来事は以下の通りです。

2004年12月28日：電気通信端末機器審査協会（JATE）を通過し、技術的な安全性が確認されました。
2005年1月6日：技術基準適合証明（TELEC）を取得し、電波法に基づく技術基準に適合していることが証明されました。
2005年2月2日：ドコモからF700i、N700i、SH700iと同時にプレスリリースが行われ、新機種として正式に発表されました。
2005年3月11日：FOMA P700iが正式に発売開始され、ユーザーの手に渡るようになりました。

不具合

発売後、FOMA P700iには、通信不能になるという不具合が発生しました。

* 2006年1月25日：基地局の改修が原因で、通信が正常に行えなくなる不具合が確認されました。この不具合は、FOMA P700iだけでなく、N700i、P901i、SH700i、SH901iC、N901iCなど、他の機種でも同時に発生しました。これらの不具合に対しては、ソフトウェアの更新を行うことで対処され、通信機能は回復しました。

FOMA P700iは、その軽量さとコンパクトさで人気を博しましたが、ソフトウェアの不具合という課題も抱えていました。しかし、迅速な対応により、ユーザーは安心して利用を続けることができました。

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